【VTJ Osaka】レポート<03>インディ・ベース、アウサイ出身&アマ修斗出身者の競演=VTJ序盤戦
【写真】今回でキャリア30戦目、18勝12敗とした祖根。これまで老舗プロモーションはパンクラス沖縄大会に1度出場しただけの生粋のIndy Fighter。実質のJ-MMAメインストリーム初出場での勝利は大きい (C)MMAPLANET
21日(日)、大阪市大阪府立体育館第2競技場でVTJ in OSAKAが開催された。好ラインアップは必然的に好試合を生むこととなった。そんなVJT in OSAKAの模様、最終回は様々なバックグラウンドを持つ選手たちが出場した序盤の3試合の模様をお届けしたい。
<135ポンド契約/5分3R>
竹中大地(日本)
Def.2R4分09秒by TKO
土肥“聖帝”潤(日本)
関西インディーとして長年活躍してきたライジングオンのフェザー級チャンピオン、京都MIBUROの土肥に対し、アマ修斗全日本優勝から2013年修斗フェザー級新人王トーナメントを制している竹中。サウスポー同士の一戦は竹中が終始、左ミドルと左ヒザで試合をリードする。
引き続き蹴りだけでなく左ストレートを打ち込むなど試合を攻勢に進める竹中に対し、土肥はテイクダウン狙いから寝技へ持ち込もうとするが立たれてしまう。ヒザ、左ミドル、左ストレートを被弾し続ける土肥は、右目尻をカット。テイクダウン狙いも決まらず、2度目のドクターチェックで竹中のTKO勝ちが決まった。
<135ポンド契約/5分2R>
租根寿麻(日本)
Def.1R3分52秒by KO
金太郎(日本)
アウトサイダーからライジングオン、そしてDEEP&パンクラスでキャリアを重ねてきた金太郎が、デモリッション・ウェストと沖縄の天下一でベルトを巻く──HEATを主戦場とする祖根と対戦。思い切り左右のフックを振り回す金太郎が、ケージに祖根を追い込み開始早々ラッシュを掛ける。祖根も頭を下げて右フックを返し、なんとか自分の間合いを取り戻そうとする。
金太郎の猛攻をしのいだ祖根は、距離を取ると右ロー、右ストレートから右ハイを返すが、これは金太郎が踏み込みクリーンヒットを許さない。ならばとダブルレッグを仕掛けた祖根、スプロールした金太郎の左右の大振りのフックをかわすと、両手を広げて余裕のあるところをアピール。続いて祖根は右ストレートをヒットさせ、動きが止まった金太郎に右ハイ一閃。そのままマットに崩れた金太郎に鉄槌の追撃を加えたところでレフェリーが試合をストップした。
<145ポンド契約/5分3R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
Def.1R2分34秒by RNC
鷹亜希(日本)
関西初のアウトサイダー・ファイターだったKO至上主義の鷹亜希の豪腕が序盤から唸る。その打撃の軌跡を見極めつつ、ダイキ・ライトイヤーがパンチを繰り出しながらテイクダウンの機会を窺う。引き込みすら見せるダイキ・ライトイヤーは鷹亜希の打撃の圧力をうけながらもシングルレッグで尻餅をつかせるとスクランブルのなかでバックへ。立ち上がった鷹亜希からスタンドでバックマウントを取り、RNCを仕掛ける。そのままダイキ・ライトイヤーはグラウンドに持ち込み、背中が伸びた鷹亜希を絞めあげタップを奪った。
■ VTJ in OSAKA 試合結果
<125ポンド契約/5分3R>
前田吉朗(日本)
Def.3-0:30-27,30-27,30-27
渡辺健太郎(日本)
<125ポンド契約/5分3R>
中村優作(日本)
Def.2R2分22秒by KO
カナ・ハヤット(米国)
<125ポンド契約/5分3R>
春日井健士(日本)
Def.2-1:29-28,29-28,29-28
清水清隆(日本)
<135ポンド契約/5分3R>
遠藤大翼(日本)
Def.2-1:29-28,29-28,29-28
手塚基伸(日本)
<135ポンド契約/5分3R>
竹中大地(日本)
Def.2R4分09秒by TKO
土肥“聖帝”潤(日本)
<135ポンド契約/5分2R>
租根寿麻(日本)
Def.1R3分52秒by KO
金太郎(日本)
<145ポンド契約/5分3R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
Def.1R2分34秒by RNC
鷹亜希(日本)
■ VTJ NEXT 対戦カード
<115ポンド契約/3分3R >
山口友花里(日本)
Def.1R1分22秒by RNC
檜山美樹子(日本)
<105ポンド契約/3分3R>
浅倉栞奈(日本)
Def.1R2分17秒by RNC
古澤みゆき(日本)
<125ポンド契約/3分3R>
若松佑弥(日本)
Def.1R2分46秒by 腕十字
関口祐冬(日本)
<145ポンド契約/3分3R>
村田崇(日本)
Def.1R0分13秒by KO
堂土美来(日本)