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【Bellator138】絶体絶命のフレイレが、左フックで大逆転=王座防衛なる

<Bellator世界フェザー級選手権試合/5分5R>
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
Def.2R0分32秒by KO
ダニエル・ヴェイケル(ドイツ)

慎重の立ち上がりの両者、1分を経過しようというときにヴェイケルのワンツーが決まる。右を返すフレイレはサウスポーにスイッチし左から右を伸ばす。やや近い距離での打撃戦のなかでヴェイケルがフレイレの蹴り足をキャッチし残った足を払っていく。スタンドをキープした王者はオーソに戻し、左ジャブ、そして左フックを狙う。

右のパンチで前に出るフレイレに挑戦者もショートの連打からヒザ蹴りを繰り出す。残り90秒でテイクダウンを奪ったのは挑戦者、寝技に拘らず自らスタンドに戻りポイントメイクに成功する。フレイレの飛びヒザは距離が合わず、続く右もかわしたヴェイケルはシングルレッグも切り、そのまま拮抗した初回が終わると思いきや──ヴェイケルの右フックを被弾した王者。動きの止まったフレイレにラッシュをかけ、王者がしゃがんだところで初回が終わった。

2R、ダメージの回復に努め、足を使うフレイレにヴェイケルはヒザ蹴りからショートの連打で仕留めに掛かる。ケージに詰まったフレイレ、万事休す──王座交代と誰もが思った刹那、フレイレの左フックがヴェイケルの顔面を捉える。大の字になって倒れたヴェイケル、レフェリーが試合を止め、大逆転の王座防衛となった。「俺は何だってできる。ダニエル・ストラウス? 俺のベルトが欲しいなら、俺はここにいる」とフレイレは興奮気味に語った。

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