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【UFC JAPAN2013】ヴァンダレイ出場、五味隆典はナイトメアーと!!

UFC JAPAN 2013

【写真】会見&オープンワークアウトに出席した田村一聖、山本KID徳郁、水垣偉弥、、五味隆典、福田力、マーク・フィッシャーの面々 (C) MMAPLANET

13日(木)東京、渋谷区のゴールドジム原宿において、来年3月3日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催されるUFC JAPAN 2013の記者会見と公開練習ならびに対戦カードの発表があった。

五味隆典、山本KID徳郁、福田力、水垣偉弥、田村一聖とともに会見に臨んだマーク・フィッシャーUFCアジアMDより直接、対戦カードが発表され、カード発表→会見という米国流ではない日本流というべき試みは、メインイベントの出場選手の名が発表された時に、会見場の空気が変わったことでまずは成功したといえるだろう。

フィッシャーの口をついて出てきた名前は、ヴァンダレイ・シウバ。日本MMA界最盛期の主役が、6年半振りにスーパーアリーナに還ってくることが決定した。フィッシャーからは「引退試合は日本で戦いたいと言っていた。この試合が最後の試合にならないことを願っている」という説明がされたヴァンダレイの出場、対戦相手は米軍横田基地で生まれた戦火の英雄ブライアン・スタンだ。両者の試合は5分×5Rで行われる。

また、既に米国サイドから発表があったマーク・ハントとステファン・シュトルーフの対戦に続き、五味×ディエゴ・サンチェスが正式発表された。ディエゴ・サンチェスはTUFシーズン1ウィナーで、UFC世界ライト級に挑戦しこともあるファイター。ウェルター級とライト級の両階級で、トップとして活躍し、ナイトメアーという異名を持つ。

会見後の囲み会見で、「本当は忘年会を楽しみたかったけど、マカオの試合の1週間後ぐらいにディエゴ・サンチェスが挑戦したいと言っているという話がありました。そう言ってきている時点で、向こうの方が強いので、3カ月は準備したい。正月返上で、もう練習を再開しています」と五味は語っている。

Gomi【写真】2012年は2戦2勝でUFC戦績を3勝3敗と五分に戻した五味。ディエゴはTUFシーズン1で優勝している人気者。ネイト・ディアズ(シーズン5)、マック・ダンジグ(シーズン1)に続き、3人目のTUFウィナーとの対戦となる。この対戦は2月大会と違い、メインカードに組み込まれることが有力だが、「みんな、俺の試合をみにくるんでしょ」と五味節を炸裂させていた(C)MMAPLANET

五味と並び、マカオで勝利を得た福田と水垣はそれぞれブラッド・タヴァレス、ブライアン・キャラウェイとの試合が読み上げられた。また、韓国から日本での試合を熱望していたキム・ドンヒョンが、オランダのシアー・バハドゥルサダと対戦。この試合の発表時に、反応した記者にフィッシャーは笑みを浮かべている――自信のカードといえるだろう。

DEEP育ちのドンヒョンは、現時点で岡見勇信に次ぎアジア人でUFCで結果を残しているファイターで、対戦相手のシアーはプロ修斗で世界王者となり、戦極でも活躍した。タリバン政権に命を狙われた父とアフガニスタンからオランダに政治亡命を果たしたシアーは、古巣グローリーを離れ、アリスター・オーフレイムと行動を共にしているだけに、2月3日の試合結果如何ではライスターの来日も考えられる。

この他、パラエストラ八王子の徳留一樹がUFCデビューを決め、クリスチアーノ・マルセーロと対戦するライト級の一戦、UFCマカオを負傷欠場したカン・ギョンホと、前日に欠場が決まったイム・ヒュンギュがマカオで対戦予定だったアレックス・カサレス&マルセーロ・ギマラエスと改めてマッチアップされている。

なお、会見に出場したKIDは囲み会見で「3月も出たいけど、半年ぐらい掛けて体を万全にしてから戦いたい」と同大会への出場が難しいことを明らかにした。改めて1月に会見が開かれることになっているUFC JAPAN 2013、全11試合で残る2カードの発表が待たれるところだ。

最後に改めて囲み取材を受けたフィッシャーは、「日本大会は少なくても年に1回。新たな日本人の投入があるかどうかは、現時点では明言できない」としている。

■UFC JAPAN 2013 決定対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)
ブライアン・スタン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ステファン・シュトルーフ(オランダ)
マーク・ハント(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
五味隆典(日本)
ディエゴ・サンチェス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
キム・ドンヒョン(韓国)
シアー・バハドゥルサダ(オランダ)

<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
ブラッド・タヴァレス (米国)

<バンタム級/5分3R>
水垣偉弥 (日本)
ブライアン・キャラウェイ (米国)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ(韓国)
アレックス・カサレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
イム・ヒョンギュ(韓国)
マルセーロ・ギマラエス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
徳留一樹(日本)
クリスチアーノ・マルセーロ(ブラジル)

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