【Quintet Ultra】クインテット・ウルトラで桜庭和志と五味隆典がPRIDE代表に。ライアン✖オレイニクも
【写真】桜庭&五味の出場が明らかとなったクインテット・ウルトラ。残り12選手の発表も楽しみだ(C)MMAPLANET & KAORI SUGAWARA
2日(土・現地時間)にUFCがUFC244のライブ中継中にUFC Fight Passでの配信情報としてイベントの存在を明らかにしていたQuintet Ultraに関して、11日(月・同)にズッファから続報がリリースされた。
WEC、Strikeforce、PRIDE、UFCの4チームが出場する5✖5のチーム・グラップリング戦は12月12日(木・同)にネバダ州ラスベガスのレッドロック・カジノで開催され、当然のようにUFCファイトパスで世界中に配信される。
14日(土・同)には同地のTモバイルアリーナで、UFC世界ウェルター級選手権試合=王者カマル・ウスマン✖挑戦者コルビー・コヴィントン、UFC世界フェザー級選手権試合=王者マックス・ホロウェイ✖アレックス・ヴォルカノフスキー、UFC世界女子バンタム級選手権試合=王者アマンダ・ヌネス✖ジャーメイン・デランダミーというトリプルクラウン・メガショーの週にMMA回顧録ともいえる、歴史に残る組み技大会が開かれることになる。
今回のリリースでは全20選手中、各チームから2名ずつの名前が明らかにされた。その選手たちは以下の通りだ。
TEAM UFC
:アンソニー・ジョンソン
:ショーン・オマーリー
TEAM PRIDE
:桜庭和志
:五味隆典
TEAM STRIKEFORCE
:ギルバート・メレンデス
:ジェイク・シールズ
TEAM WEC
:チャド・メンデス
:グローバー・テイシェイラ
チームPRIDEはクインテットのリーダーである桜庭と武士道のエースだった五味が揃い踏みとなった。チーム編成としてUFC以外の3チームは母体が活動を停止しており、そのメンバーはベテランファイターもしくはMMAを退いた選手が中心となることが予想されるなか、UFCにはショーン・オマーリーというDWTNCS出身の新鋭が含まれている。
ストライクフォースのズッファの買収が2011年3月、WECの統合が2016年12月、PRIDEの最終イベントに至っては2007年4月で、現役選手といえども高齢化は避けられない。そのような中で、この後はどのように出場メンバーのアベレージ化が進むのかも含めて、さらなる概要の発表を楽しみたい。
また今回のリリースではワンマッチとしてADCC2019無差別級世界王者ゴードン・ライアンとキャリア57勝のうち一本勝ちが45試合という──MMAでエザキエルチョークを極めるロシアン=アクレセイ・オレイニク戦の異種格闘グラップリング戦も明らかとなっている。