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【Interview】グィダと再起戦を行う日沖発、「No pain, No gainです」

Hioki in Korea

【写真】24日のRFC10プサン大会に盟友=久米ダ・ジャガー鷹介のセコンドに就くために、滞在時間20時間を切る強行スケジュールで韓国を訪れていた日沖発 (C) MMAPLANET

6月22日のリカルド・ラマス戦で、UFC初黒星を喫した日沖発。その再起戦が、年が明けて1月26日にクレイ・グィダと戦うことが決まった。

その日沖は、ALIVEの後輩・久米鷹介のセコンドを務めるために渡韓、久米勝利の余韻に浸る大会直後に宿泊先でインタビューを行った。インタビュー中に出てくる〇〇、××の両選手が誰になるのか――も、楽しみながらお読み下さい。

――1月26日に戦うことになったクレイ・グィダにはどのような印象を持っていますか。

「良い人……ですかね(笑)」

――いえいえ、ファイターとしてどのような印象を持っているかというコトで……。

「基本的に動きが多いんですが、勝つためにスマートな動きをしていて、無駄のある選手ではないと思います」

――面白い試合をするというイメージが持たれていますが、その当時の方が無駄な動きが多かったような気がします。

「ロジャー・フエルタ戦とかそうですよね。勝てそうな試合を落として。グレッグ・ジャクソンのところに移る前は、どこで練習していたのですか?」

――確かジョーイとダン・ギルバート兄弟のところだったと思います。

「あぁ、ジョーイ・ギルバートって修斗で植松(直哉)さんと戦った選手ですよね……。う~ん、最近はポイントを意識したところが見えますが、あれはグレイ・メイナード対策として選んだ戦術なのか、常にああいう試合をしてくるのか……、そこですよね」

――つまりはガンガンと前に出てくるのと、距離を取って戦う両方の対策が必要になってくると。

「メイナードは追い足のない選手、ステップを踏むタイプじゃないですよね。相手が自分の距離に入ってきたときに、ガツンと打っていく感じで。

フランク・エドガーも、そこをついてパンチを当てていましたけど、そんなメイナードの長所を潰すために、こないだは足を使って遠い距離で戦っていたのか――とは思っています。僕はもともと相手との距離があるタイプなので、そういうケースでもあの戦い方をしてくるのか」

――UFCで戦うには、トップファイターたちは試合ごとに仮想対戦相手というべきスパーリング・パートナーを用意することが多いですが、鈴木陽一ALIVE代表もその辺りのことを考えておられましたね。誰か候補は決まったのですか。

「そうですね……、誰が良い人知っていますか?(笑)」

――仮想グィダは……、難しいですよね。一番身近な久米ダ・ジャガー鷹介選手にパンチを振り回してもらって、突っ込んできてもらうのが一番ではないですか(笑)。

「もう少しフェイントを入れてもらって、髪の毛も伸ばしてもらい(笑)。でも、久米も2月にRFCのライト級王座決定戦がありますしね」

――やはり誰か練習相手が必要になってくると……。グィダは意外とリーチもあって、ギルバート・メレンデス系の体形ともいえますよね。

「手、長いですか? いよいよ、練習パートナーなんて思い当たらなくなってしまいますね(苦笑)。前に別の取材で、そういう話になったときは〇〇選手なんて――という話もあったのですが……」

――〇〇選手もパンチ+テイクダウンというファイターでケージも慣れているかもしれないですが、もっと手数が少ないですよね。

「そうなんですよね……、ちょっとイメージ的にも違うかなって」

――振り回してくれる××選手?

「テイクダウンも低いですし、サウスポー……そうですね。でも、誰っというのはまだピンとこないですね。久米にカツラをつけさせるぐらいで(笑)。で、頭を振って振り回してきてもらいます」

――いずれにせよ、難敵ですが勝てばそれだけ前回の敗戦も払拭できるばかりか、ゲインもある相手のように思えます。

「厳しい相手だからこそ、そういう意味合いもあるでしょうね。もちろん、オファーを貰った時点で即答した相手ですし、ノー・ペイン、ノー・ゲインですね。まぁ、ケンチャナヨです(笑)」

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