【TUF20】腕十字にトライし続けたオリヴェイラが、スティーブンスを破る
<146.5ポンド契約/5分3R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.3-0:30-27, 29-28, 29-28
ジェレミー・スティーブンス(米国)
まずはスティーブンスが右ローを蹴り込む。組んだオリヴェイラだが、さばおりで倒されるとボディにヒザを受ける。オリヴェイラが腕十字を仕掛けると、スティーブンスは大きく持ち上げてスラムへ。それでも腕を離さないオリヴェイラは、足も組んだままで左のパンチを入れる。再び腕を伸ばしに掛かると、スティーブンスももう一度持ち上げる。スティーブンスは左腕を入れ極まるのを防ぎきるや、左エルボーを連続で落していく。下からエルボーを入れたオリヴェイラは、スティーブンスが立ち上ると追いかけて組みつき、ケージに押し込んでいく。スティーブンスは体を入れ替え、距離を取り直す。残り30秒、オリヴェイラが組みつくも自ら離れ、軽く左から右ハイを放ったところで初回が終了した。
2R、二段蹴りから着地して右ストレートを伸ばしたオリヴェイラ。続いてパンチから組みつき、頭部にヒジを受けながらテイクダウンに成功する。ハーフからパンチを入れ、足を抜いてバックに回ったオリヴェイラは四の字フックで固定する。後方からボディと顔面にパンチを入れ、腕十字に移行したオリヴェイラは鉄槌を頭にいれ、クラッチを剥がしに掛かる。スティーブンスは起き上がって腕を引抜くと、右のパンチを落す。残り2分、両者スタンドに戻り、がぶったオリヴェイラが細かいヒザを入れる。
そのままアナコンダに移行すると、引き込み後方回転でトップを取る。起き上がろうとしたスティーブンスのバックをここでも取ったオリヴェイラは後方に倒れ込み、またも腕十字へ。ここも立ち上がって防御したスティーブンスがパウンドを連打したところで2Rが終わった。
最終回、ハグしようとしたオリヴェイラを押し返したスティーブンスは、テイクダウン狙いをスプロール。ガードを取ったままのオリヴェイラだが、スティーブンスは付き合わない。試合がスタンドへ戻ると、即組みついたオリヴェイラに対し、スティーブンスがキムラクラッチへ。これを抜いてスクランブルの攻防になるも、オリヴェイラは自らガードを取る。スティーブンスは当然、付き合わないで立ち上がる。
試合がスタンドへ戻っても、パンチを出して組みついたオリヴェイラがガードを取る。オリヴェイラは徹底してスタンドの打撃戦を避け、スティーブンスは寝技に付き合わない。そんな状況で試合がスタンドへ戻ると、オリヴェイラがテイクダウンに成功する。残り1分40秒、ガードのオリヴェイラにパンチを入れたスティーブンスが組みつかれないよう即立ち上がる。
時間を置き、ブレイクを待ったオリヴェイラは打撃戦に応じつつ組みつくとジャンピングガードへ。こうなるとパウンドアウトしかないスティーブンスがインサイドガードにステイしエルボー、足を払ってパウンドを落す。いやがったオリヴェイラが起き上がろうとしたところでスティーブンスがバックに回る。ここでオリヴェイラの体重オーバーに始まった注目の一戦は終了となった。結果、やや重い動きながらテイクダウン、ポジション奪取から腕十字を幾度となく仕掛けたオリヴェイラが3-0の判定勝ちを手にしている。