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【UFC178】ドミニク戦決定、水垣偉弥 「断る理由なかった」

Takeya Mizugaki

【写真】ついにというべき、大舞台で戦うことになった日本のエース。ドミニク・クルーズを倒せば、MMAの歴史に名を刻むファイターになる 。写真は5月24日、リベラ戦直後の水垣。2大会連続、ラスベガス大会出場はワールドクラスの証明だ(C)MMAPLANET

8日(火・現地時間)、UFCが9月27日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスで開催されるUFC178「Jones vs Gustafsson 2」で、ティム・ケネディ×ヨエル・ロメロ戦が行うと発表した直後に、同大会で水垣偉弥がドミニク・クルーズと戦うことを明らかにした。

2011年10月1日以来、実に3年振りのファイトとなる前UFC世界バンタム級王者ドミニク。水垣自身も、日本時間の昨夜にほぼ確定という知らせを受けたばかりの発表劇に、本人も驚いたという。

ミゲール・トーレス、ユライア・フェイバー、ブライアン・ボウルズに続き、WECのベルトを巻いたファイターとの対戦。その舞台はPPV、ラスベガス大会と最高のお膳立てが整った水垣に現在の心境と、ドミニク戦への想いを訊いた。

水垣偉弥
「ドミニク戦が決まり、率直に嬉しいです。前回の試合後からドミニクが僕の名前を出してくれていたので、あるかなとは思っていたのですが、正式決定して良かったです。ドミニクのような凄い選手の復帰戦の相手を務めることができて光栄に思っています。ドミニクはスイッチを交えたステップから打撃、そして最後はテイクダウンで相手をコントロールするという流れを持つファイターです。打撃だけを取ると、決して一撃が強いイメージはないのですが、しっかり当てて自分は相手の攻撃を受けない。テイクダウンはスピードがあり、タイミングも抜群に良く、決定力が非常に高いです。

もう3年ぐらい前ですが、自分がサンディエゴのアライアンスMMAで練習させてもらった時、ドミニクはケガでスパーリングはしていませんでしたが、出来る練習をしっかりとこなし、スパー中の仲間に声をかけたり格闘技に対する姿勢が素晴らしかったです。自分のスパーリングの準備もしてくれるなど、本当に人間的にも尊敬できる選手です。あの時、自分はドミニクの前でバテバテになってしまったので、その印象を今も強く持っているかもしれません。ただ、僕もあの時と比較して、かなり強くなっている自信があります。あの時点でドミニクと試合しても勝てるチャンスは殆どなかったかしれませんが、今はそうではないと思っています。

タイトル戦が見えてきた時期に、この試合を受けることでリスクが高いと思われるかもしれませんが、やはり一人のMMAファイターとして、ドミニク・クルーズと試合してみたい。その気持ちが強く、この試合を受けることにしました。もちろん負けてしまう可能性は、今までの相手と比べて、さらに高くなると思いますが、勝てばタイトル戦に一気に近づきますし、断る理由はなかったです。

UFC JAPANでの試合は残念ながらなくなりましたが、日本のMMAファンの皆さんも、ライブで僕の試合が見られなくても、ドミニクと試合する水垣偉弥を見たいと思ってくれていると信じています。海の向こうでの試合になりますが、皆さん、ぜひ応援してください!!」

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