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【PFC41】31歳でMMA開始。本業リンゴ農家=成田佑希「格闘技雑誌を買って、独学で見様見真似で(笑)」

【写真】今年のリングも収穫直前、その前にリベンジという収穫に成功するか(C)TAKUMI NAKAMURA

2日(日)、札幌市北区のPODアリーナで開催されるPound 4 Pound Fighting Championship=PFC41にて、ウェルター級王者の成田佑希が能登崇の挑戦を受ける。
Text by Takumi Nakamura

成田と能登は昨年6月のRIZIN札幌大会のオープニングファイトで対戦し、成田が能登の腕十字で一本負け。今回は約1年ぶりの再戦、成田にとってはダイレクトリマッチでの防衛戦となった。

青森出身・在住、31歳で格闘技を始めて地下格闘技で実戦経験を積んでプロデビュー。PFC王者としてオープニングファイトながらRIZINのリングにも立った成田。これまでのキャリアを振り返ってもらうと共に防衛戦への意気込みを語ってもらった。


知人の結婚式に出席したら、たまたま隣が自分の後輩で地下格闘技のイベントを――

――PFC41で能登選手の挑戦を受けるPFCウェルター級王者の成田選手です。今回のオファーを受けた時の心境から聞かせてください。

「自分でも『次は能登選手が来るんじゃないかな?』と予想していたんで、その通りになったかなと思います」

――能登選手とは昨年6月のRIZIN札幌大会で対戦して、腕十字で一本負けしている相手です。その結果を踏まえて能登選手との再戦は意識していたのでしょうか。

「RIZINで対戦する前、能登選手が去年からPFCに出るようになった時から、いずれ能登選手とはPFCのリングでやることになるだろうなと思いました」

――RIZINでの対戦を振り返って、反省すべき点もあるかと思います。

「すごく能登選手が強くて、今まで戦ってきた相手とは違うタイプの選手だったので、ちょっとやりづらいなというのもありましたし、あの時は2R制の短期決戦だったので、そういう部分もあって少し苦労したなと思います」

――今回は約1年越しのダイレクトリマッチとなりますが、試合間隔が空いた理由は?

「試合のオファーそのものは色々と来ていたのですが、海外の試合や一階級上のミドル級のオファーばっかりで、そのあたりがネックだったのでお断りしていました。大きな怪我をしていたとか、そういう理由ではないです」

――今回の試合に向けて、どのような点を意識して練習していますか。

「能登選手に腕十字を極められて負けているので、レスリングや寝技に重点を置いてトレーニングしつつ、自分はあくまでストライカーなので打撃で仕留めることをしっかり意識してやってきました」

――成田選手はMMAPLANET初登場ということでプロフィール的なことも聞かせてください。成田選手が格闘技を始めたのは何歳の時だったのですか。

「格闘技を始めたのは31歳ですね」

――かなり遅いタイミングで格闘技を始めたんですね。

「はい。もともと19歳くらいの頃に修斗のことを知って、当時から総合格闘技をやりたかったんですけど、自分はずっとスキーをやっていて、大学でもスキー部だったんですよ。そっちの活動もあったし、今のようにインターネットが普及していなくて、どこに道場があるかも詳しく知らなかったので、その時は格闘技はやらずに終わった感じですね」

――格闘技そのものは好きだったのですか。

「ボクシングやK-1が大好きで、ずっと格闘技は見ていました」

――31歳で格闘技を始めることになったきっかけというのは?

「30歳の時に知人の結婚式に出席したら、たまたま隣が自分の後輩で地下格闘技のイベントをプロデュースしている人間がいて、僕が格闘技好きだったことを知っていて『ちょっと大会に出てもらえないですか?』と声をかけられたんですよ。それでスイッチが入って格闘技を始めることにしました」

――私は成田選手と同じ1981年生まれで福岡県出身なのですが、当時は総合格闘技を練習できる環境が身近にはなかったですよね。

「そうですね。だから格闘技雑誌を買って、独学で勉強して見様見真似でシャドーボクシングとかをやっていました(笑)。あとはいつか格闘技をやる日が来るんじゃないかと思って、25~6歳くらいから毎日10キロ走って体力はつけていたんですよ。それが格闘技につながった感じです」

高校時代もインターハイと全国大会で2位になって、オリンピックに行くか行かないかのところで

――大学までスキーをしていたということですが、いわゆる競技スキーをやっていたのですか。

「そうです。小学校から大学までクロスカントリースキーをやっていました。中学時代は母校が青森県勢として18年ぶりに全国優勝して、高校時代もインターハイと全国大会で2位になって、オリンピックに行くか行かないかのところでやっていました」

――本格的に競技者としてトップを目指してやっていたのですね。

「はい。今も格闘技とは別でトライアスロンにも挑戦しようと思っていて、最近はずっと泳いでいますね」

――成田選手は基本的に身体を動かすことが好きなのですね。

「はい。年も年なんですが、落ち着いてじっとしているのが嫌なのかもしれないです(笑)」

――地下格闘技の試合に誘われてからは、どのような練習をして試合に出るようになったのですか。

「地元で週1~2回柔道場を借りて練習している格闘技クラブみたいところがあって、そこで少し寝技を教えてもらう程度ですね。試合の話そのものをもらったのが、大会2~3週間前だったので、ほぼほぼぶっつけ本番みたいな感じですね」

――それから定期的に試合に出て、プロを目指すことになるのですか。

「そうですね。それから地元の地下格闘技の試合に出るようになって、プロの団体からもオファーをもらえるようになって、という感じですね」

――成田選手はデビューからしばらくは勝ち負けを繰り返していましたが、2022年10月から7連勝しました。練習面などで何か変化があったのですか。

「地元で地下格のイベントもやっている中畑泉さんという柔道出身の方がいて、その人に教えてもらっていたのですが、そこを離れて自分で練習するようになって、そこから自分で考える・自分の意見で練習するようになって、格闘技に対する考え方が変わったというか、大人になった感じですね。あとは色んなジムが出稽古を認めてくれて、自分の地元は青森でも山の方なのですが毎日1~2時間かけて出稽古に行かせてもらっています」

――現在の所属名=TEAM ZEKE(弘前市)は、成田選手が作ったチームになるのですか。

「そうですね。コロナ禍で周りのみんな練習する場所がなくなって、じゃあ一緒に集まって練習しようというところで、格闘技クラブじゃないけどチームを結成して。それで練習を続けているなかでPFCさんからオファーをいただいて、チームから選手が出るようになりました」

――自身の試合で、何をファンに見せたい、アピールしたいと思っていますか。

「自分は小さい頃からスキーをやっていたこともあり、スロースターターとよく言われるのですが、持久力はすごくある方なんですよ。5分5Rも全然いけるぐらい体力には自信があります。あとは地下格上がりなのでバチバチの打撃スタイルを見てほしいかなと思います」

格闘技を続けるのがギリギリなくらい農業が忙しく

――成田選手が好きな選手や憧れている選手は誰ですか。

「ファイトスタイルは違うかもしれませんが、ネイト・ディアスは大好きですね。どんなにやられても立ち向かっていく姿は自分にちょっと似てるところはあるのかなと思います」

――ちなみに成田選手の普段は、どのような仕事をされているのでしょうか。

「普段はリンゴ農家をやっていまして、リンゴを作りながら格闘技をやっています。ただ格闘技を続けるのがギリギリなくらい農業が忙しくて、5年くらいに前に僕が格闘技をやっていることを親父や周りのみんなが知って。仕事が忙しいことを分かったうえで、僕が格闘技をやることに協力してくれるんですよ。だから親や家族、地元のみんなが僕を応援してくれているので、今回の防衛戦は勝ち負け関係なく、全力で試合に臨めたらいいなと思っています」

――今回の防衛戦で、見てくれる人たちに何を届けたいですか。

「今までの自分は待つスタイルだったんですけど、お客さんがせっかく見てくれているので、アグレッシブな展開をガンガン作って、お客さんも燃えてくれるような熱い試合を見せたいなと思います」


■視聴方法(予定)
8月2日(日)
午前11時00分~PFC公式YouTubeチャンネル・メンバーシップ

■PFC41対戦カード

<PFCウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] 成田佑希(日本)
[挑戦者] 能登崇(日本)

<PFCバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] 森永ユキト日本)
[挑戦者]ジミー西将希(日本)

<PFCフェザー級王座決定戦/5分5R>
ジェイク・ウィルキンス(米国)
吹田琢(日本)

<ストロー級/5分2R+1ex>
早坂優瑠(日本)
木村旬志(日本)

<ライト級/5分2R+1ex>
鈴木淳斗(日本)
クリス・クリッシュ(ドイツ)

<バンタム級/5分2R+1ex>
佐藤陽向(日本)
Koki(日本)

<82キロ契約/5分2R+1ex>
カタナマン(日本)
椎名マン(日本)

<フェザー級/5分2R+1ex>
河永重春(日本)
綾哉(日本)

<バンタム級/5分2R+1ex>
養老颯也(日本)
小黒英一(日本)

<ストロー級/5分2R+1ex>
佐藤千太(日本)
坂野嶺稀(日本)

<フライ級/5分2R+1ex>
チャーン(日本)
能村久遠(日本)

<グラップリング・フェザー級/5分2R+1ex>
渡部修斗(日本)
レッドドラゴン(日本)

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