【ONE SAMURAI03】吉成名高が初のキックルール挑戦。吉成士門・奥脇竜哉はONE常連勢とムエタイ戦
【写真】吉成名高が初のキックルール挑戦。ムエタイルールと変わらぬ動きをすることが勝利への近道か (C)TAKUMI NAKAMURA
12日(土)、横浜市中区の横浜BUNTAIで開催されるONE Samurai03。会場の横浜BUNTAIと同じ横浜にジムを構えるエイワスポーツジムからONEムエタイ世界アトム級王者の吉成名高、吉成士門、奥脇竜哉の3選手が参戦する。
Text by Takumi Nakamura
ムエタイで数々のタイトルを獲得し、ONE参戦後も無敗のままベルトを巻いた名高。今大会ではキックボクシングルールで、ミャンマーのハー・リン・オムと対戦する。ムエタイではタイ国スポーツ省が承認するWMO(世界ムエタイ機構)のパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングで1位に選ばれたことがある名高だが、キックボクシングルールで試合するのは今回が初。ONEではムエタイルールとキックルールを併用して戦う選手も多いが、ルールの違いに苦戦して力を発揮できない選手も少なくはない。
特にキックルールは首相撲やクリンチが禁止となるため、ムエタイルールでは首相撲に持ち込める近距離の攻防でも打ち合う必要があり、その技術の差で勝敗がつくパターンも多い。2025年3月に野杁正明がタワンチャイ・PKセンチャイをKOした試合では野杁がタワンチャイのテンカオに左フックを合わせてダウンを奪っているが、ムエタイルールであればタワンチャイが首相撲に持ち込める距離で野杁が放った左だった。
名高にとっても首相撲が禁止されたなかでの近距離の攻防がポイントになるが、名高のファイトスタイルはムエタイルールでもステップを使って自分が攻撃できる距離をキープしながら戦い、そのなかで首相撲も必要に応じて混ぜていくスタイルだ。足を使って自分にとって得意な距離を取ることはルールに関係なく有効なスタイルで、ムエタイルールよりも打ち合う時間が増えることで、これまで見せていなかった名高のパンチの技術が発揮されるかもしれない。
対戦相手のハー・リン・オムはミャンマーラウェイ出身で、ONEではムエタイルールで戦ってきた選手。名高と同じくキックルールには初挑戦となるが、もともと多彩なパンチを得意としており、キックルールでも力を発揮するスタイルだと言える。とはいえONEでのムエタイ戦績は2勝3敗で、名高とは圧倒的な差がある。名高としてはハー・リン・オムの強打には警戒しつつ、どう攻略するかが求められる一戦だ。
また名高は10月17日のONE SAMURAI04でリファディン ・マスドールとのムエタイ王座の防衛戦を控えており、今後キックルールとどう向き合っていくかという部分でも試金石になる今回のハー・リン・オム戦だ。
そして士門と奥脇は揃ってムエタイルールでの参戦となる。士門と対戦するスーブラック・トー・プラン49はONE Friday Fightsでキャリアを積み、本戦契約を獲得。直近ではONE Fight Nightでの試合が続いているバンタム級のトップ選手の一角だ。奥脇と対戦するチョーディー・マクジャンディーも名高と対戦したヌンスリンやソンチャイノーイとも拳を交えており、現在は2連勝を収めている。
士門・奥脇ともにONEの常連選手とのマッチアップとなったが、名高に続くONEムエタイ王座奪取へ向けて、確実に勝利を収めて次のステップにつなげたい戦いだ。
■放送予定
9月12日(土)
午後4時15分~U-NEXT
■ONE Samurai03対戦カード
<キック・アトム級/3分3R>
吉成名高(日本)
ハー・リン・オム(ミャンマー)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ウィリー・ファン・ローエン(南アフリカ)
<ムエタイ・フライ級/3分3R>
吉成士門(日本)
スーブラック・トー・プラン49(タイ)
<キック・フライ級/3分3R>
陽勇(日本)
常陸飛雄馬(日本)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
箕輪ひろば(日本)
宮澤雄大(日本)
<ムエタイ・アトム級/3分3R>
奥脇竜哉(日本)
チョーディー・マクジャンディー(タイ)
<キック・フライ級/3分3R>
吉田晄成(日本)
ジャオ・ジェンドン(中国)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
伊藤盛一郎(日本)
黒部和沙(日本)
<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
安部焰(日本)
トゥアキアオ(タイ)
<キック・フェザー級/3分3R>
亜維二(日本)
田中佑樹(日本)


















