【LFA242】どこまでも獣道。上久保周哉が12勝0敗のキルギス人ダニアル・トイチュベク・ウールと対戦
【写真】トイチュベクという中央アジアの猛者とミネソタの人口3万人以下のカジノで戦う――格闘技浪漫が過ぎる (C)LFA
24日(金・現地時間)、LFAから9月18日(金・同)にミネソタ州プライヤーレイクのミスティックレイク・カジノホテルで開催されるLFA242のコメインに上久保周哉が出場し、キャリア12勝0敗のキルギス人ファイター=ダニアル・トイチュベク・ウールと対戦することが発表されている。
Text by Manabu Takashima
6月のアリゾナ大会、今まさにイベント進行中のウィスコンシン大会、そして8月のベンチュラ大会と対戦相手が決まらず、2月の惜敗から再起戦が組まれていなかった上久保の次戦がようやく決まった。
2月にハファエル・ムリシャ・ド・ナシメント戦を落とし、LFAで3連勝とならなかった上久保だが、自らのスタイルを見つめ直し5月から次戦に向けて調整に入っていた。LFAサイドもすぐに上久保の試合を組もうとしたが、ケイシー・タナーやクリスチャン・タティヴィダッドというUFCを目指すファイターは、難敵に勝ちあがってステップアップという方法論でなく、リスク管理を徹底し上久保戦を固辞した。
上久保の試合がなかなか決まらなかった背景には最近、LFAロースターがPFLと契約をするケースが増えていることも関係している。UFCを狙って然りと思われたミッチ・マッキーの契約はレアケースで、大抵は年齢や戦績の関係からUFCやコンテンダーシリーズへの出場見込みが低いと判断したファイターが、フィーダーショーとは条件がまるで違うPFLを選択するケースがまま見られるようになっている。
女子ではフライ級チャンピオンの肩書を持つシャイアン・バワースとシャノン・クラーク。男子でも前出したムリシャ、アラン・ベゴッソというまさにバンタム級の選手がPFLにステップアップを果たしている。
LFAも上久保の将来が切り開くマッチアップを組もうとしてきたが、ステップアップを図るチャンピオンクラスやトッププロスペクトとのマッチアップは実現しなかった。だからといって上久保のようなキャリアのあるファイターとグリーンボーイを戦わせることはできない。
よって6月のアリゾナ大会で一度は対戦が決まりかけたアジス・オソルベク・ウール、そして今回正式決定したトイチュベク・ウールのように強さのみが真実、誰とでも戦うという中央アジア勢やコーカサス系ファイターが最終選択肢となる。
上久保も与えられた相手と戦うのが信条だが、ここでキャリア12連勝0敗というキルギス人ファイターと戦うのは過酷といえば過酷だ。そのトイチュベクは魔境ACAで6勝、ここ直近の2試合はBlack Combatで戦っており、16勝3敗のカザフスタン人ファイター=ルスラン・サリエフに判定勝ち、今年の1月にはイ・ジンセからKO勝ちを収めている。
ボクシングが強み、キックも使いこなす。そしてレスリングも攻守にできて、サブミッションもレパートリーに入っているトイチュベク。MMAとしてあらゆる局面が結合しており、穴もない。上久保にとって過去最強の対戦相手と言っても過言でないだろう。夢を追い求める時間は、確実に目減りしてきている上久保が、24歳で無敗(8KO & 1Sub)のキルギス人と戦う。誰よりもMMA獣道を歩む上久保らしいといえばらしいが、今後のキャリアを左右する勝負論しかない大一番を迎える。
■LFA237視聴方法
7月25日(土・日本時間)
メインカード午前10時00分~LFA Fight Network
■LFA237メイン対戦カード
<142.4ポンド契約/5分3R>
カルロス・ダルディオ(ボリビア)
マクソン・リー(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
キーガン・ゲンリック(米国)
ホセ・メンデス(米国)
<ミドル級/5分3R>
ディラン・ダイビッツ(米国)
プレストン・ラグレンジ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ジョーイ・ハート(米国)
ジェイムス・マーティン(米国)
<ミドル級/5分3R>
サントス・ベルディネス(米国)
レイ・ヘイズ(米国)
<ヘビー級/5分3R>
アザヤ・ゴメス(米国)
ルーサー・エガーソン(米国)
<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ファリア(ブラジル)
エリアス・ロドリゲス(米国)


















