【PFL WT2025#08】初回劣勢のアブドゥルバセットがインターバル中に立ち上がらずレフェリーストップに
【写真】アブドゥルバセットに戦意は感じられなかった(C)PFL
<ミドル級/5分3R>
ジョーダン・ニューマン(米国)
Def.1R5分00秒by TKO
エスラム・アブドゥルバセット(エジプト)
サウスポーのニューマンが左ハイを蹴る。しかし、開始30秒でアブドゥルバセットの右ストレートを被弾してダウン、頭を抱えて背中を見せる。アブドゥルバセットはそのまま背中に乗って両足をフック。パンチからシートベルトのアブドゥルバセットに対し、ニューマンはリストを取り体を起こしていく。そのまま前方にアブドゥルバセットを落としたニューマンが、スクランブルでバックへ。ニューマンもまた落とされるが、そこはNCAA D3全米王者レスラーのニューマンは即スクランブルで上を取る。
アブドゥルバセットが立ち上がり、試合は打撃の間合いに戻った。ニューマンはワンツーの左をヒットさせると、アブドゥルバセットが組んですぐにしゃがむ。立ち上がり首相撲のアブドゥルバセットだが、逆にニューマンがヒザをボディ、そして顔面に突き上げダウンを奪う。ニューマンは後方からパウンドを連打し、パンチを蹴りを集中させる。必死に距離を取ったアブドゥルバセット、ニューマンは組んで初回終了を迎えた。
と、インターバル中にドクターチェックが入ったアブドゥルバセットが、レフェリーの立ち上がれという声に応じず座ったままでコーナーとのやり取りを続ける。ここで即レフェリーは試合放棄と見なし、ストップを伝えニューマンの勝利が決定。急ぎ立ち上がって困惑の表情を見せたアブドゥルバセットだったが、後の祭りだった。