【PFL WT2025#01】バックコントロールで代役ルシアーノを封じたストーリー。準決勝で菊入と対戦へ

2025.04.04

【写真】準決勝で菊入と対戦するストーリー。このレスリング力は脅威だ(C)PFL

＜ウェルター級T1回戦／5分3R＞
ローガン・ストーリー（米国）
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ジョセフ・ルシアーノ（豪州）

左ジャブを突いたストーリーがローシングルで入り、バックに回った。ルシアーノの右腕をハンマーロックで固めているストーリー。パウンドを打ち込まれたルシアーノが立ち上がるも、ストーリーがケージに押し込んでいく。右ワキをくぐったストーリーがボディロックからルシアーノに背中を着かせた。ルシアーノは右目付近から出血が見られる。

ストーリーがパスすると、ルシアーノはうつ伏せになった。サイドバックで制するストーリー、ボディに右ヒザを突き刺し、右パウンドを打ち込んだ。その瞬間、ルシアーノは立ち上がるもストーリーのサイドバックから逃れられないが、ストーリーから離れた。俄然、パンチと蹴りを振るうルシアーノだが、ストーリーとの距離を詰め切れなかった。

2R、クラウチングスタイルから右ローを見せるルシアーノ。ストーリーは右を伸ばしてからシングルレッグで入るも組みつけず。ルシアーノが蹴りを散らしてストーリーに組ませない。左ジャブを突いたあと、ルシアーノがワンツーを放つと、タイミングを合わせてダブルレッグで倒した。すぐさま肩固めの形から右側にパスを狙うストーリー。ルシアーノも足を利かせる。ストーリーは逆サイドの肩固めを狙い、一度右側へパスを狙うがルシアーノがハーフで耐える。

パウンドで削りながら肩固めを狙い続けるストーリーに対し、ルシアーノのディフェンスも固い。両腕を差し上げて押さえ込むストーリーは、パウンドとヒジで削り続ける。ハーフから潜るルシアーノの顔面に、鉄槌とヒジを連打していくストーリーは、肩固めを狙いつつマウントを奪取する。しかしルシアーノがすぐにハーフへ戻した。ヒジを貰いながらもフルガードに移行したルシアーノは、ダブルオーバーフックでラウンド終了まで凌いでいる。

最終回、ルシアーノが下がりながら右ミドル、右ローと蹴りを散らす。ストーリーは左ジャブからシングルレッグで入り、バックに回ってからボディロックで大きく揺さぶる。グラウンドでうつ伏せになったルシアーノに対し、バックコントロールが強いストーリー。ルシアーノの右足を制し、ボディロックで離さない。ストーリーがルシアーノの左足にヒザを突き刺しながら左右に動き、コントロールし続ける。