【PFL WT2025#01】フェザー級Tに出場、キム・テキュン。中東で手にして自信を胸にアジア人初優勝を目指す
【写真】眼鏡で自己主張をしたキム・テキュン。北米初戦でどのような戦いができるのか(C)PFL
3日(木・現地時間)にフロリダ州オーランドのユニバーサル・フロリダで開催されるPFL World Tournament2025#01。フェザー級とウェルター級の1回戦、計8試合が実施される同大会にはウェルター級に日本から菊入正行が出場する。来週に行われる女子フライ級には渡辺華奈が控えており、日本勢2人がワールドトーナメントのロースターに名を並べている。
Text Manabu Takashima
そんななかアジアに目をやると、韓国から明日のフェザー級1回戦にキム・テキュンが出場する。当初、同階級にはRoad to UFC準決勝敗退後パンクラスでステップアップを図っていたキム・サンウォンがトーナメント出場権を得たという見方がなされていた。実際に昨年12月のフェザー級KOP王座決定戦を戦うことが決まっていたキム・サンウォンは、PFLと契約したことでタイトル戦を回避している。
しかしながら、2月12日(水・同)にPFLが発表したリストにキム・サンウォンの名はなかった。韓国からの情報によるとキム・サンウォンや所属するKTTが、この連絡を受けたのは発表の2日前だったという。その理由は嘘か真か「キム・サンウォンとキム・テキュンの名前を間違えた」という説明がなされたという。それでも4月にワンマッチで試合機会を創ると説明があったようだが、この話も実現しそうにない。
キム・サンウォンからするとナイトメアーが現実になったようなモノだが、キム・テキュンは彼に匹敵いや、それ以上の実力者といってとも過言でない。
コロナ前の2019年にBRAVE CFと契約し、UFCやLFAとともにパンデミック下にあって定期的にイベントを続けられた中東のプロモーションに在籍したことで、キム・テキュンはブランクがなかった。ばかりか元UFCファイターのロマン・ボガトフとのフェザー級王座決定戦こそ敗れたものの、ブラジル、メキシコ、ロシア・コーカサス系、中央アジア勢と国際戦を詰めた経験は何物にも代えられないだろう。
この間、2022年4月のBRAVE CF韓国大会では、ボガトフとのタイトル戦が流れたため松嶋こよみとの対戦という話も進んだこともあった(※松嶋がRoad to UFCに選考される可能性が出たことで実現しなかった)。
中東からBellator、Bellatorで王者となり好待遇でUFCと契約するという将来像を描いていたキム・テキュンだが、Bellatorとの契約はなく、昨年のRoad to UFCもヒザの靭帯を負傷し出場を逃した。
それでも昨年6月に韓国で取材をした際には「韓国の小さな大会に出て勝ち星を稼いでもしょうがないです。強い相手に勝てないといけない。だからBRAVEやUAEWを選びました。修羅の道を進みたいと思います」と話していた。
同時に「RIZINフェザー級タイトルを取り、インスタのフォロワー数を増やしてUFCに行くという道もあります。ただBlack CombatやDEEP経由ということは考えていないです。UAEWで勝つ力があるのに、そういう試合をする必要はないと思います」と自信のほども覗かせていた。
実際、マネージメントサイドからRIZINへ打診もあったようだが、日本で戦う機会も巡ってはこなかった。この時「UFCと契約ができなければ、PFLで戦うことも考えています」と明言もしていたキム・テキュンは、その翌月=7月にUAEWで初回KO勝ちを収めPFLに進むことになった。
中央アジアやロシア勢と殴り合い、攻守テイクダウンは必須のように習得しているウェルラウンダーのキム・テキュンは、現UFCファイターのユ・スヨンと彼の師チェ・ヒョジュンの下で寝技にも力を入れてきた。
結果、「爆発力とアグレッシブ性という長所を伸ばしたうえで、より戦略的に戦えるようになった」と断言しているキム・テキュンがアジア人初のPFLウィナーを目指し、まずその一歩となるネイサン・ケリーと相対する。
■視聴方法(予定)
4月4日(金)
午前8時45分~U-NEXT
■PFL WT2025#01対戦カード
<ウェルター級T1回戦/5分3R>
ジェイソン・ジャクソン: 170.8ポンド(77.47キロ)
アンドレイ・コレシュコフ: 171ポンド(77.56キロ)
<フェザー級T1回戦/5分3R>
ヘスス・ピネド: 145.4ポンド(65.95キロ)
アダム・ボリッチ: 145.6ポンド(66.04キロ)
<ウェルター級T1回戦/5分3R>
ローガン・ストーリー: 171ポンド(77.56キロ)
ジョセフ・ルシアーノ: 170.4ポンド(77.29キロ)
<フェザー級T1回戦/5分3R>
ジャレミー・ケネディ: 145.2ポンド(65.86キロ)
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.4ポンド(65.95キロ)
<ウェルター級T1回戦/5分3R>
ムハメド・ベルハモフ: 171ポンド(77.56キロ)
サッド・ジーン: 170.8ポンド(77.47キロ)
<フェザー級T1回戦/5分3R>
ガブリエル・ブラガ: 144.4ポンド(65.49キロ)
フレドリック・ジュプハ: 145.6ポンド(66.04キロ)
<ウェルター級T1回戦/5分3R>
ヨナス・バカル: 170.6ポンド(77.38キロ)
菊入正行: 169.4ポンド(76.83キロ)
<フェザー級T1回戦/5分3R>
ネイサン・ケリー: 146ポンド(66.22キロ)
キム・テキュン: 145.2ポンド(65.86キロ)