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【UFN254】UFCデビュー戦=AJ・カニングハム戦へ。ユ・スヨン「日本の団体を代表して戦う」

【写真】ともに136ポンドで計量をクリアしている(C)Zuffa/UFC

15日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN254:UFN on ESPN+112「Vettori vs Dolidze2」で、ユ・スヨンがAJ・カニングハムを相手に待望のオクタゴン初陣を迎える。
Text by Manabu Takashima

DEEPバンタム級のベルトを返上し、昨年のRoad to UFCバンタム級を制したユ・スヨンにUFCファイターとしての心構えを尋ねた。


――今週末、いよいよUFCデビューです。今の気持ちを教えてくれますか(※取材は12日に行われた)。

「通常の試合のように思うようにしているのですが、やはりUFCデビュー戦ですから少し緊張していますね」

──Road to UFCファイナルもファイトナイト大会の中で行われましたが、やはり違うモノなのでしょうか。

「そうですね。違いますね。Road to UFCの準決勝もAPEXで行われ、今回と同じ会場でした。特別に変わったところはないのですが、UFCからもしっかりと気に掛けられている。自分がそう思っているだけかもしれないのですが、良い評価を得られていると感じています。Road to UFCの時とは違って今回はUFCの一員になっているという気持ちです」

──そもそもUFCファイターになったことで、生活が変わったということはありましたか。

「周囲の反応が変わったということはないです。自分もまだUFCファイターだという自覚もないですし。今回の試合で勝って初めて、本当にUFCファイターになったんだと感じることになるのかもしれないです」

(C)Zuffa/UFC

──では対戦相手のカニングハムには、どのような印象を持っていますか。

「一応はグラップリングより、打撃が得意ですね。ただ打撃のベースがしっかりとしたモノでなく、変則的な動きが得意です。普通の構えでもなく、動きが予測しずらいというのはあります。パワフルでもスピードがあるわけでもないのですが、妙なタイミングで動くので打撃を被弾して自分のペースで戦えなくなるようなことは避けないといけないです。

何より、もともとライト級のファイターで。今回が初めてのバンタム級の試合ということで、バンタム級での動きに関する情報がありません。そこは心配しているところです。フィジカルもそうですが、とにかくどういう動きをしてくるのかが、分からないので」

──そのような相手に対し、ユ・スヨン選手がやるべきこととは?

「自分を信じる。そんな試合をしたいです。最近は上の舞台で戦う選手の動きを研究して、自分もその動きができないかと試すことが多かったです。今回は打撃も寝技も、全ての面で準備ができているので自分を信じて、自分の技術で勝利したいと思っています」

──実は今、日本人選手はオクタゴンで4連敗中です。ここで日本でも活躍したユ・スヨン選手に勝ってもらって溜飲を下げたいという気持ちです。

「日本で自分の試合を見てくれる人たちに、感謝しています。自分は韓国人ですが、DEEPでチャンピオンになりました。日本の大会のチャンピオンです。日本の団体を代表して戦うので、勝ち名乗りを受けるところを見てほしいです。同じアジア人として、勝ってアジア人の強さを証明したい。勝利を日本のファンの皆さんに、プレゼントしたいです。応援よろしくお願いします」  

■視聴方法(予定)
3月16日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFN253対戦カード

<ミドル級/5分5R>
マーヴィン・ヴェットーリ(イタリア)
ロマン・デリツ(ジョージア)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ(ブラジル)
チディ・ンジョグアニ(米国)

<ライト級/5分3R>
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)
カート・ホロボウ(米国)

<バンタム級/5分3R>
デモン・ブラックシアー(米国)
コディ・ギブソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ディアル・ニュルゴジャイ(カザフスタン)
ブレンジソン・ヒベイロ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ケヴィン・バジェホス(アルゼンチン)
チェ・ソンウ(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ライアン・スパン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ユ・スヨン(韓国)
AJ・カニンガム(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョジアス・ムサザ(コンゴ民主共和国)
カルロス・ヴェラ(エクアドル)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ(米国)
ステファニー・ルシアーノ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
アンドレ・リマ(ブラジル)
ダニエル・バレス(スペイン)

<女子バンタム級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
プリシラ・カショエイラ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ジュネイシ・ドベン(ベネズエラ)
カーリー・ジュディシー(米国)

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