この星の格闘技を追いかける

【Gladiator029】田中有が腕試し──となる、キルクリフ所属のジャクソンとライト級王座決定戦

【写真】13勝8敗、Bellatorで1勝2敗。LFAで3勝2敗という戦績を持つ。このLFAで勝ち越していることを田中としては意識するだろう(C)MMAPLANET & BELLATOR

6日(金)、GLADIATORより来年1月12日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR029でライト級王座決定戦=田中有×デマルケス・ジャクソン戦が発表されている。
Text Manabu Takashima

フェザー級王座決定戦=パン・ジェヒョク×ダギースレン・チャグナードルジ。バンタム級暫定王座決定戦=南友之輔×吉田開威戦。フライ級王座決定戦=オトゴンバートル・ホルドバートル×今井健斗と3階級の王座決定戦が、さらに1階級増えたタイトル戦オンパレードの新年第一弾となる模様だ。


グラジのライト級王座は前々チャンピオンのキ・ウォンビンが2023年のRoad to UFC出場を期に返上し、2021年1月に暫定王座に就いた佐々木信治が正規王者に昇格していた。そして昨年12月に田中有が同王座挑戦者決定戦でグスタボ・ウーリッツァーをフルマークの判定で破ると、ケージのなかで佐々木とフェイスオフを行った。

一方で正規王者となって以来、佐々木は現役生活のケジメとして韓国・Road FCで戦うことを模索していたが、なかなか実現せず今年の6月にZFNのキム・サンウク戦を最後に現役生活の幕を閉じた。

田中陣営といえば挑戦者決定戦に勝利したのであれば、タイトル挑戦が実施されることを当然のように所望しており、3月大会でジョン・ハングクと暫定王座決定戦を戦うことになった。しかし、ジョン・ハングクが計量失敗をとなり田中が勝利した場合のみ暫定王座を獲得できる変則タイトルマッチとして実施されることに。

結果的に田中は体重オーバーのジョン・ハングクにカーフスライサーで敗れ、暫定王座は空位のまま。その3カ月後に正規王者の引退で、ベルトの主は存在しなくなっていた。田中が再戦を望んだジョン・ハングクはBlack Combatと契約し──文字通り勝ち逃げ上位に。そんな2023年1月以来、タイトル戦が組まれなかったGladiatorライト級のベルトの持ち主がついに決まるのか。

田中と王座を争うデマルケス・ジャクソンはフロリダのキルクリフFC所属でLFAからBellatorと米国メジャーを知るファイターだ。今週末にZFNでの試合が控えている佐藤天の推薦で、グラジ参戦が決まったジャクソンは即タイトル戦を戦うこととなった。海外進出を目標とする田中にとってベルトと同時にメジャーを知るファイターを越えることが、そのチケットとなることは間違いない。

以下、プレスリリースに寄せられた両者のコメントだ。

田中有
「タイトルマッチに向けて前回の試合は情けない試合をしてしまい自分に呆れてしまい『もうダメかな』と思って弱気になっていました。でも今の自分は違います!  僕にとってはこれがラストチャンスだと思っています。絶対勝つ。なんとしでも勝つ。死ぬ物狂いで勝ちにいく。それしか考えていません。絶対チャンピオンになり、GLADIAORを背負いLEAや世界の舞台に自分も挑戦したいです! 2025年1発目の試合、
GLADIATORを盛り上げます! 皆さん、楽しみにしていて下さい!!」

デマルケス・ジャクソン
「日本のMMAの影響で、MMAを見始めた。だから日本のMMAファンの前で戦うのは私の生涯の夢だった。GLADIATORのために、そして彼らのタイトルベルトを賭けて対田中優と戦うことにとてもワクワクしている。彼は非常にバランスの取れたファイターで、勝利を確実にしようとテイクダウンを狙ってくるので、どこでも戦う準備ができていなければならない。素晴らしい戦いになるだろうし、挑戦を楽しみにしている!!」

■視聴方法(予定)
1月12日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

PR
PR

関連記事

Error, no Advert ID set! Check your syntax!

Movie