【ZFN02】プロモーター=コリアンゾンビに聞くZFN「MMA界を背負って立つ選手を育てるのは、自分」
【写真】写真は昨年8月、現役最後の時の記者会見から。プロモーターとしてもコリアンゾンビの活躍に期待しかない (C)MMAPLANET
14日(土・現地時間)、韓国はコヤンのキンテックス7AホールでZFN02が開催される。Z Fight NightのZは当然、ZombieのZ。コリアンゾンビことジョン・チャンソンがプロモーターを務める同大会は、UFG Fight Passで世界中にライブ配信される唯一のK-MMAのイベントだ。
text by Manabu Takashima
special thanks to Mr.Choi Woo Suk
佐藤天、河名マストが出場し、それぞれジャン・ユンソンとユ・ジュサンという新鋭と戦う同大会では格闘代理戦争卒業生で、その後はONEで戦ってきたユ・チャンミンがDouble GFCフェザー級王者でBlack Combatでは中村大介を破っているパク・チャンスとマッチアップされているなど、J-MMA所縁のカードも見られる。
ダナ・ホワイトが訪韓しLookin’for a Fightの御前試合になる予定は、リモート観戦に路線変更されたものの2025年度のイベント視察をダナが確約するなど、ジョン・チャンソンにしか持ちえないUFCとの繋がりを感じさせている。
UFCへの登竜門として、頂点を目指すファイターにとってステッピングボードとなるマッチアップが軸となるZFNを始めた理由、日本人選手の立ち位置、そして──これからをジョイン・チャンソンに尋ねた。
韓国では専門メディアのインタビューを断るようになって相当の時間が流れたなか、僅か3つの質問ながらメディアとのやり取りをジョン・チャンソンが行うのは異例といっても良い。それだけ同大会の定着に力をいれるコリアンゾンビの想いは以下の通りだ。
#01 ZFNを始めた理由
「これまでMMAを生活の糧とし、将来的にもMMAと共に人生を送りたいと思っています。それには韓国のMMA界を発展させてないといけないです。そのためにZFNの活動をスタートさせました。このスポーツを盛り上げるには、スターが必要になります。そんな将来のMMA界を背負って立つ選手を育てる力があるのは、自分だという自負があります」
#02 日本人ファイター起用の目的
「自分の教え子もZFNに出場するファイターも、世界で戦うには国際戦の経験は欠かせないです。世界で戦いたいと思ってZFNに出場する選手にとって、佐藤天選手と河名マスト選手は現状で最上の経験ができる相手だと思っています。強くなるために越えないといけない相手として、厳選し両者の招聘を決めました。彼らと戦う選手には、自分の教え子も含まれています。『勝って欲しい』とは言わないですが、苦しめるぐらいの試合をしてほしいと思っています」
#03 ZFNの将来
「国籍を問わず出戦する全てのファイターが何かを得ることができる。そんな良いカードが並ぶイベント、ファイトを楽しみにしてくれるファンは当然として、選手のためになるプロモーションとして活動していきたいです」
■視聴方法(予定)
12月14日(土・日本時間)
午後6時30分~UFC Fight Pass