【UFC305】左ストレートを効かせたプラチス、最後は左フックでリンジャンを沈めてバースデーKO
<ウェルター級/5分3R>
カルロス・プラチス(ブラジル)
Def.2R4分02秒 by KO
リー・ジンリャン(中国)
身長で上回るサウスポーのプラチスがケージ中央を取った。サークリングするジンリャンが左ローのフェイントからプレスをかけていく。しかしリーチの長いプラチスに対し距離を詰めることができず。蹴りからパンチに繋げようとするジンリャン。細かく右インローを蹴るジンリャン、右ミドルがプラチスのボディに突き刺さる。パンチで下がらせたあと、右ミドルからサウスポーにスイッチした。プラチスが左インローで下がらせ、ジンリャンにケージを背負わせる。ジンリャンも右ボディストレートを返した。
ジンリャンが左カーフを蹴ったあと、プラチスの左ストレートが当たったかジンリャンが前かがみに倒れる。すぐに立ち上がってジンリャンが打ち返す。ローの蹴り合いからプラチスの右ジャブが顔面を捉えた。ケージを背負ったジンリャンはワンツーを大きく振るう。右に回って連打を浴びせるが、プラチスも左ストレートでバランスを崩す。残り20秒で、プラチスの左ストレートがクリーンヒット。腰を落としたジンリャンだが、パンチで前に出てラウンド終了まで凌いだ。
2R、ジンリャンが左ローを連打する。プラチスの右前蹴りが顔面に届く。ムエタイスタイルのプラチスは、ジンリャンのパンチとローをかわして左ハイを見せた。ジンリャンが前に出ると、プラチスが下がりながら右フックを合わせた。ジンリャンの左ローをかわして左ストレートを当てるプラチス。ジンリャンは右スピニングバックフィストをかわされた。コツコツと左ストレートを当てるプラチスに対し、ジンリャンの左フックは届かず。
ジンリャンが組みついてくるとヒザを突き上げたプラチスは、ケージに押し込まれるも離れて左ストレートを浴びせる。ヒザ蹴りから左ストレートを効かされたジンリャンの顔面に、さらにプラチスの左ハイが届く。残り1分30秒でプラチスがワンツーでダウンを奪った。プラチスは深追いせず、立ち上がったジンリャンに左ストレートを浴びせ続ける。下がりながらも正面を向いたジンリャンを、左フックでマットに沈めた。
約2年ぶりの試合となったリンジャンに対し、今日が誕生日だというプラチスがオクタゴン本戦で3連続KO勝ちを飾った。