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【UFC305】余裕を見せすぎ!? 右カーフを効かせたクリバオが、ラモスに反撃を許してスプリット判定で敗戦

<フェザー級/5分3R>
ヒカルド・ラモス(ブラジル)
Def.3-0:29-28.28-29.29-28.
ジョシュ・クリバオ(豪州)

ラモスが右カーフと左ミドル、いきなり回転しながらのジャンピングハイキックを見せる。クリバオは右カーフを細かく蹴って、クリバオの変則的な動きを見ながら右アッパーから左フックにつなげ、右カーフを蹴る。

クリバオは自分の距離をキープしながら右フックと右ボディストレート、ジャブから右ストレート、右カーフを蹴る。これでラモスが大きくバランスを崩す。

クリバオがすかさず右カーフを蹴ると、これを空振りして転倒。そのままラモスがグラウンドでバックを取ってRNCへ。

かなりタイトに極まっていたが、クリバオはラモスの腕のクラッチを外してなんとか凌ぐ。終了間際、クリバオは舌を出して余裕があることをアピールした。

2R、クリバオが左フックから右カーフを蹴る。ラモスは左フックを返し、右ミドルを蹴る。クリバオは距離を取りながら右カーフ、ジャブをボディに振って右カーフにつなげる。

ラモスがパンチで前に出ようとすると、そこにクリバオが右カーフを合わせる。ラモスは明らかに足のステップがおかしい。そこにクリバオはジャブからワンツー、右カーフを蹴るとラモスがダウン気味にガードに引き込む。

クリバオは立った状態からローを蹴って、タイミングを見て鉄槌を落とす。クリバオがパウンドを落とすタイミングでラモスがサブミッションを狙うが、クリバオは距離を取ってラモスを立たせる。

試合がスタンドに戻るとラモスがスピニングバックフィスト。これを空振りさせたクリバオは自らもくるりと回って挑発する。ここでラモスの指がアイポークとなり、試合が一時中断。再開後、ラモスは右ストレートを強振してクリバオに攻めさせない。

3R、ラモスが右ストレート、左ミドル、スイッチして左ストレートで前進。クリバオは右ストレートを返して右の前蹴りでボディを狙う。ラモスはサウスポーに構えたまま左ストレートを狙う。

クリバオはジャブを突いて、左フックから右カーフへ。ラモスはスピニングバックエルボー、パンチで前に出て首相撲からヒザ蹴り。クリバオはスイッチしたラモスに右カーフを蹴ることができない。

逆にラモスがワンツー、左ストレートと手数を増やす。クリバオが右ボディで飛び込むと、組みついたラモスがすぐにバックに回り込む。

グラウンドでバックを取ったラモスは両足をフック。ここからトップキープに切りかえ、この態勢で試合終了となる。判定は2-1と割れてラモスが勝利。明らかにカーフを効かせていたクリバオだったが、3Rにラモスに挽回されてしまい、悔しい形で星を落とす結果に終わった。


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