【Pancrase345】平田がバックコントロール&ボディを効かせてRyoに判定勝ち。フェザー級KOP挑戦権を獲得
【写真】平田がRyoに得意の逆転を許さず。組みかった(C)MMAPLANET
<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
平田直樹(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
Ryo(日本)
フェザー級KOP新居すぐるが観戦するなか、サウスポーのRyoに対して平田がプレスをかける。Ryoは下がりながらロー、さらにワンツーで前に出る。平田はRyoにケージを背負わせて、右ミドルを突き刺した。Ryoのワンツーを防いだ平田は右ハイから、シングルレッグで組んだ。ケージ際でボディロックに組み替えたが、ここはRyoが離れた。平田は離れ際に右ヒザを突き上げる。ケージ中央で平田の右ストレートがRyoの顔面をかすめる。
Ryoを下がらせて右インローを繰り出す平田だが、左目下が腫れている。平田が右ストレートからケージに詰めていく。サークリングするRyoはフェイントというよりもジェスチャーを混ぜてワンツーを繰り出す。Ryoの左ハイをブロックした平田は、右フックを当てる。さらに右ローから左を当てた平田は、ニータップからドライブする。ケージ際でバックに回り、マットに手を着かせて初回を終えた。ジャッジは3名とも平田に10-9をつけている。
2R、Ryoがシングルレッグからレベルチェンジで右スピニングバックエルボーを見せる。平田は右ストレートからシングルレッグへ。Ryoがヒザをカウンターで当てるも、そのままケージに押し込まれる。ボディロックから背中を着かせた平田は、そのままサイドへに回る。立ち上がろうとしたRyoのバックを奪った平田は、マウント奪取も狙う。
立ち上がるRyoをバックコントロールで崩し、シングルバックで固める。Ryoのリストを抑え、バックコントロールを続ける平田。立ち上がったRyoはスイッチを狙うも、平田がバックコントロールを崩さず。再度Ryoのスイッチを防いだ平田は、右腕をキムラで抱えられるもケージに押し込み続けた。このラウンドもジャッジ3名が平田の10-9とした。
最終回は、平田の左目が大きく腫れているがドクターチェックなし。Ryoがパンチを繰り出しながら前に出ると、平田がカウンターでダブルレッグを合わせた。バックコントロールから崩していく平田は、スイッチを狙わせないポジション取りだ。正対するRyoを崩していくが、Ryoも離れた。前に出て平田にケージを背負わせたRyoは、右アッパーを見せる。同時に平田はニータップで組むが、ここはRyoが離れた。なおも平田がニータップからドライブし、Ryoがまたも離れる。
Ryoがワンツー、ヒザ蹴りで攻めたてるも、平田が右ボディストレートと右ミドル、右の三日月蹴りを効かせた。完全に動きが落ちたRyoのボディを攻め立てる平田は距離を取り、ボディロックで組みつこうとしたがRyoが右スピニングバックエルボーを合わせた。残り1分で組んだ平田はバックコントロールへ。正対したRyoをグラウンドに持ち込むが、Ryoも立ち上がってテイクダウンを狙っていった。
裁定は平田がフルマークの判定勝ち。新居すぐるへの挑戦権を獲得した平田は「内容はまだまだですが、しっかり勝てたので、次はタイトルマッチお願いします」と挨拶した。