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【Shooto2024#06】RoadFCトーナメントは参戦可能なのか。キャプテンが大尊と修斗世界王座決定戦

【写真】キャプテン☆アフリカにとっては念願ともいえる修斗世界王座への再挑戦だが、Road FCグローバルトーナメントは果たして――(C)SHOJIRO KAMEIKE

14日(金)、サステインより7月28日(日)に大阪府大阪市の阿倍野区民センターで開催される「Shooto2024#06 in Osaka」にて、キャプテン☆アフリカと大尊伸光が修斗世界ライト級王者決定戦に臨むことが発表された。
Text by Shojiro Kameike

修斗世界ライト級王座は、西川大和が2021年9月に川名TENCHO雄生を下して、そのベルトを巻いていた。2023年からPFLに出場している西川は、今大会に関するリリースの中でベルト返上が明らかに。王座返上を受けて同級2位のキャプテンと3位の大尊で空位のベルトを争うこととなった。


キャプテンにとっては、2020年7月の大阪大会で川名と空位のベルトを争って以来、4年振りの世界王座挑戦となる。川名戦の5カ月後には田中有を下して環太平洋のベルトを巻き、再起を果たす。毎年夏と年末の開催が恒例となったサステイン主催の大阪大会において、2021年7月、同年12月と出場。そして翌2022年7月には長田拓也戦に勝利したあと、世界王座奪取をアピールしていた。

その後、キャプテンは2023年6月から韓国Road FCのグローバル70キロトーナメントに参戦した。準々決勝で同フェザー級王者のパク・ヘジンを判定で下すも、準決勝ではキム・インス(ムングントスズ・ナンディンエルデンが韓国籍を取得し改名)にKO負け。しかし今年4月、ハン・サングォン戦では大逆転勝利を収めており、2度目のRoad FCトーナメント出場も予想されていた。

そのRoad FCトーナメントは8月後半から10月、12月のスケジュールで開催という話も聞かれる。キャプテンが今回のタイミングで修斗に出場するということは、トーナメント参戦は可能なのか。それだけ修斗世界王座への気持ちが強いともいえる。

キャプテンといえば過去の修斗の試合では、本人も認めるほどの高出力=「やるかやられるか」の試合を展開していたが、長田戦からファイトスタイルに変化が見られた。フィジカルトレーニングを経て、出力のコントロールによってフルラウンドを使って勝ちに行く。ハン・サングォン戦の勝利も、そんな出力コントロールによって生み出されたものだろう。

対して2021年5月、西川戦以来の修斗出場となる大尊も、テイクダウンを織り交ぜた出力のコントロールを見せてきた。2022年4月、POUNDSTORMの宇佐美正パトリック戦は、ニータップとパンチで試合をコントロールしている。意外にも初対決となる両者。世界チャンピオンシップは5R戦だけに、これまで以上に出力のコントロール=ゲームメイクの精度が重要なカギとなりそうだ。

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