【ROAD FC64】力のこもったリバーサル合戦を制したキャプテン☆アフリカが、3-0でパク・ヘジンを破る
【写真】力強さを見せ、準決勝進出を決めた。次は自分の得意でないところとも戦う必要がある(C)ROAD FC
<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
Def.3-0
パク・ヘジン(韓国)
左インローでパク・ヘジンのバランスを崩させたアフリカ。パク・ヘジンが距離を詰めてくるとダブルレッグでテイクダウンを決める。ギロチンを無力化させたアフリカは、ハーフで抑えて殴る。左腕を差したパク・ヘジンのディープハーフスイープ潰したアフリカが、左のパンチを打ち、枕で圧を掛ける。ブレイクが掛からないようパンチを続けるアフリカは、パスへ。パク・ヘジンもスイープを仕掛けるが、得意の袈裟で耐える。
そのまま頭を抱えた状態で殴るアフリカに対し、パク・ヘジンは必死に左腕を取られないように畳む。バックを許さず殴り続けたアフリカが初回をリードした。
2R、初回と同じようにどんどん前に出るパク・ヘジンに対し、左ミドルを蹴りダブルレッグを決めたアフリカがパウンドを落とす。パク・ヘジンは足を取り、内ヒールもアフリカはヒザを抜いて起き上り、しっかりと抑える。パク・ヘジンはバタフライガード、アフリカは左足を抜いてハーフで抑える。
もう一本の足を抜いた瞬間に、スイープを決めたパク・ヘジンがトップへ。今度はハーフガードを取る番になったアフリカは左腕を差し、足を抱えて反転しスイープを決め返した。残り1分40秒、パク・ヘジンはクローズドガードを取り、腰を切る。腕を抜いたアフリカだが、再度の腕狙いで下となり、足関節狙いに反応して体が伸び、トップで抑えられる。パク・ヘジンはマウントを取り、肩固めは防ぐがマウントを取られたままアフリカは、半身で殴られラウンド終了を迎えた。
最終回、アフリカのダブルレッグを切ったパク・ヘジンが、がぶりからアナコンダへ。反転してきたところで頭を抜き、トップを取ったアフリカは首を抱えて潜らせず。ブリッジでのスイープを2度に渡り防ぐ。さらに足を抜いたところでのスイープを察知し、サイドバックを取ったアフリカは、巻き込みを許さず足をフックしていく。
パク・ヘジンは上を向いて背中をマットにつけフックを防ぐが、これで下になることに。詰将棋で上をキープするアフリカがガードの中からパンチを打っていく。ケージに押し込み殴るアフリカだが、何とここでレフェリーが魔のブレイクを命じる。直ぐにシングルに出たアフリカは、パク・ヘジンにクルスフィックを許さず、スクランブルでもボディロックで倒し切った。このボディロックにギロチンのパク・ヘジンが、最後の10秒でリバーサルを決めるも時間に。
初回はアフリカ、2Rはパク・ヘジンが追い上げたが、3Rはトップ奪取でアフリカのラウンド──と思われるが、結果はキャプテン☆アフリカが3-0の判定勝ちを収めた。勝者は「母は重い病気をおして、応援に来てくれて。お母さん、ありがとう」とマイクで話した。