【Shooto2021#03】驚異の18歳! 西川大和がランク1位の大尊伸光を三角絞めで下す。次は世界王座挑戦か!?
【写真】引き込み、下からパンチと独特のMMAを見せる西川。「パンチドランカーになりたくないので」と試合後に話していた(C)MMAPLANET
<ライト級/5分3R>
西川大和(日本)
Def.2R4分53秒 by 三角絞め
大尊伸光(日本)
前に出た西川に対し、距離を取る大尊。西川が右ローを放つと、大尊は右カーフを2発当て、西川は効いたかスイッチする。
西川が前に出てくると、大尊はショートのパンチを当てる。突進してくる西川、組み付いてケージに押し込みながら大尊を引き込んだ。
トップからパンチを落とす大尊。西川はパンチを交わしながら、下から三角を狙う。大尊の両腕を掴みディフェンスする西川だが、大尊は体勢をキープして、グリップを切っては鉄槌を落とす。
西川の下からの仕掛けを警戒してか、頭を相手の体につけてからパウンドを落とし始めた大尊。勢いはあるが、大尊の鉄槌は頭を上げてかわす西顔の顔面を取れることはなく、肩口などに当たるケースが多い。
西川は下からストレートと、ここでも独特の攻撃を仕掛け足をきかせていく。西川陣営の狙いは鉄槌を落とさせて、大尊のスタミナロスか足を上げていく西川。それを振りほどいた大尊は、左腕を掴まれながら右を落とす。
西川はスイープを狙いつつ、揺さぶる。大尊はトップをキープしたものの、振り抜くパンチはなく鉄槌に終始した形で初回が終わった。
2R、ガードを固めて前に出る西川。距離が近くなるとサウスポーにスイッチする。西川が前蹴りで距離を詰めたところに、大尊が右ストレートをカウンターで合わせる。
西川はパンチを食らうも回ってテイクダウンからバックへ。両足をフックした西川に左手首を掴んで、絞めを組ませない大尊。西川は左の肩を掴んで、ワンアームRCNを続けた。
さらにマウントに移行し、大尊が右腕を差しながら立ち上がり、バックを許さず前方に西川を落としていく。下になりながら西川が三角をセットした西川、大尊は正座&胸を張って防御する。ならばと西川は三角を固めながら、左ヒジを打ち込む。
さらに大尊の頭を抱えて絞めつけを強くし、大尊が体を起こすと──今度は腕を伸ばしにかかる。そうして三角の状態をキープしながら、パンチやヒジを当てていく。大尊も相手が見えないなかで左のパンチを放つが、右腕を送った西川は頭を引き寄せて西川がタップを奪った。
一本勝ちを収めた西川は「修斗に参戦させていただいて1年、環太平洋のベルトはいらないです。世界チャンピオンの川名(雄生)選手、僕と対戦してください!」とアピールした。