【Shooto2021#03】TD&バックを狙い続ける宇野薫を、内藤太尊が右カウンターでマットに沈める
【写真】テイクダウンからコントロールという戦いを続けることができず、打撃戦で散った(C)MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
内藤太尊(日本)
Def.2R4分59秒 by KO
宇野薫(日本)
サウスポーの宇野が左ロー。内藤はプレッシャーをかけてパンチを放つが、それをかいくぐった宇野がダブルレッグを仕掛ける。
宇野はそのままバックに回りながらグラウンドに引きづりこむ。ケージ際でバックマウントを奪った宇野は、たすき掛けのまま、動く内藤のバックをキープ。内藤が亀になるとシングルバックで制する。内藤は立ち上がり、宇野を振り落とす。宇野は下から蹴りを打ちながら立ち上がる。
離れた内藤が右ショートをヒット。宇野はダブルを狙うが、内藤はこれをカットしてパンチを落としていく。テイクダウンできず引き込みを見せる。と、ブレイクが掛かり、再開後も内藤は宇野が入ってくるところにショートのパンチを合わせていく。
宇野はシングルで入り、しつこく食らいついてテイクダウンに成功。内藤は下から足を利かせ、体を反転させるが、宇野はそのまま上をキープした。
2R、内藤が前に出たところに右フックを合わせた宇野。さらに内藤がパンチを放ってくると、宇野は組み付いて内藤をケージに押し込む。離れ際に右ヒジを狙う内藤。離れてからのシングルは目測を誤り、スライディングのようにガードを取り、内藤が鉄槌を落としていく。
起き上り際のテイクダウンを切られ、またも引き込む。試合がスタンドに戻ると宇野がダブルを仕掛け、内藤をケージに押し込む。内藤が切り返して宇野にヒザを着かせるが、戻した宇野がボディロックから反対にテイクダウンを奪った。
ハーフガードを取る内藤がスイープ。スクランブルに持ちこうもした宇野のバックに回り、パンチとヒジを連打する。
宇野は右フックを返しながら、距離が近くなったところで右ショートをヒット。組み付いてバックに回り、グラウンドに持ち込もうとする。踏ん張る内藤のバックも狙いながら、内藤にヒザを着かせた宇野がバックマウントを狙う。起き上がった内藤に対し、宇野は自ら後方に倒れこむように寝技に持ち込もうしたが、ロックが甘くすっぽ抜けてしまい自分だけが背中をマットに着ける結果に。
ここで内藤がトップを取るが、宇野は腹ばいになり左腕を差す。内藤はバックを狙ったが、嫌がって宇野が仰向けになる。内藤はハイマウントのように胸を上を跨ぐが、安定感はなく宇野がケージキックでスクランブルへ。自ら離れた内藤に続き、宇野もスタンドへ戻る。
これを凌いだ宇野は離れ、その宇野を捕まえた内藤はダーティボクシングからのアッパーを連続ヒット。
宇野のダブルレッグをがぶって防いだ内藤は、立ち上がって間合を取り直す。即ダブルレッグに出た宇野だったが。切った内藤が右ヒザを突き上げる。残り15秒でパンチの打ち合いを始めた両者。そして内藤の右クロスをもらって動きが止まった宇野。内藤が宇野の右に右ストレートをカウンターで追撃すると、宇野は崩れ落ち、レフェリーが試合を止めた。