【Shooto2020#08】キャプテン☆アフリカ、鉄壁の抑えから腕関節で環太平洋ライト級チャンピオンに
【写真】第10代環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカ。ちなみに初代は王者、先ごろ引退を表明した朴光哲だ(C)MMAPLANET
20日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで行われた本年度最後のプロ修斗興行=Shooto2020#08レポート最終回はメインの環太平洋王座決定戦の模様をお届けしたい。
6月に世界王座決定戦で敗れたキャプテン☆アフリカが、今回は環太平洋ライト級王座を賭けて田中有と対戦した。
<環太平洋ライト級王座決戦/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
Def.1R4分02秒by ストレートアームロック
田中有(日本)
左肩のテーピングが目立つ田中に対し、アフリカが左ローを見せる。田中も右ローを蹴り返し、様子の序盤戦でアフリカが左フックを打っていく。
田中も右ストレートをすぐさま伸ばし、アフリカのローをチェックするとワンツーから組んでボディロックに。
左ワキを差されているアフリカは、頭の後ろから左腕を回し、田中の左ワキの下でクラッチを組むと体重を浴びせるように内股で投げ切る。
ボディロックを続ける田中だが、アフリカはその頭を抱えたまま左手で自らの右太ももを掴んで抑え込む。アフリカはここから腰を切り、左足で田中の頭を固定し自信の左腕も足から外す。
間髪入れず、田中の左手首と右手で掴み、左腿を支点でヒジを逆側に折っていく。苦悶の表情を浮かべた田中がタップし、アフリカの腰にチャンピオンベルトが巻かれた。
「キャプテン☆アフリカ、こんなリングネームですけど大阪生まれ、大阪育ちなので大阪の皆さんの前でこうやってベルトが負けて嬉しいです。前回、世界戦で負けてしまって、もう1回こういうチャンスを頂けて、ホンマにコレで負けたら次はないぞというつもりで命がけで頑張りました。
あのう……何も上手くいくことばかりじゃないですけど、頑張ってやっていたらたまにこういう良いこともあるんやなぁと思いました。おのリングの上では1人で戦っているように見えるんですけど、本当に色々な人に支えられた1人じゃなかったです。皆さん、応援ありがとうございました!!」と涙で話した。