ニューアークで日本人黒帯柔術家&グレイシー揃い踏み
明日2日(土・現地時間)にニュージャージー州ニューアークのエセックス・カウンティ・カレッジ体育館でブリックシティ・ファイティング・チャンピオンシップという大会が行われ、ヘンゾ・グレイシーの黒帯を巻く日本人柔術家、山路大輔が出場する。
【写真】昨年のADCCでは、77?級で3位入賞を果たしたグレゴゥ・グレイシーも出場する (C) FIGHTISLANDS
日本ではまだまだ知られていない、ローカルプロモーションが数多く存在する米国東海岸。ラスベガスや南北カリフォルニアに負けじと、人口密度が米国内でずば抜けて高いこの地域も、MMAの隆盛とともに大会開催数が飛躍的に増加している。
このブリックシティ・ファイティング・チャンピオンシップは、日本ではほぼ無名のイベントだが、明日の大会には前述したようにヘンゾの黒帯=山路だけでなく、数多くのヘンゾ・グレイシー門下生が出場する。
メイン&セミに至っては、弟子どころかヘンゾの甥が大会の締めに出場することになっている。イゴーウ・グレイシーとグレゴォ・グレイシーの2人だ。
イゴーウは伝説のグレイシー=ホーウスの息子で、グレゴォはホーウス夫人がホーウス亡き後に生んだ子供で、ホリオン・グレイシーなどはグレイシー系譜図=グレイシー・ツリーからその名を外しているが、グレゴゥはカイロン・グレイシー、ネイマン・グレイシーなど新世代グレイシーの一員としてバッハで成長し、今はヘンゾの下で黒帯柔術家として活躍している。
今大会ではヘンゾ・グレイシー柔術チームから、茶帯のカーロス・クリーン、紫帯のアルトゥル・ホフィらが、山路&グレイシー兄弟とともに出場する。対戦相手はポーランドからやってきたマリウス・リンケが、ジョルジ・パチーユ・マカコのゴールド・チームと合流して誕生したリンケ・ゴールド・ファイターズなど、東海岸のライバル・ジムの面々。山路はマリウスの実弟マシエイ・リンケと対戦する。
今年の序盤、ホーレス・グレイシー、そしてヘンゾ・グレイシーと連続してMMAで敗北を喫したNYの名門アカデミーが、一族の名誉とジムの誇りを賭け、ローカル・プロモーションでの戦いに臨む。
■Brick City Fighting championship 対戦予定カード
イーゴウ・グレイシー(ブラジル)
ジョージ・シェパード(米国)
グレゴゥ・グレイシー(ブラジル)
マリウス・リンケ(ポーランド)
山路大輔(日本)
マシエイ・リンケ(ポーランド)
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