【ONE76】初回の大ブーイングを大歓声に変えたヘンゾ、RNCで近藤を下す
<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ヘンゾ・グレイシー(ブラジル)
Def.2R1分40秒by RNC
近藤有己(日本)
徐々に距離を詰めローを蹴る近藤。ヘンゾは左足を蹴られて右を振るう。ヘンゾの右をかわした近藤は間合いを取り直して左ローを蹴る。ヘンゾはフックを振るって前に出るが、近藤はいなして前蹴り。近藤の左ハイが入りそうな距離でヘンゾは左ジャブを伸ばす。残り2分、両者に攻めるように注意が入り、近藤が左ミドルを放つ。ローを続けて蹴られたヘンゾは前に出ることができない。
ついには両者にイエローカードが提示されるが、これはヘンゾのみに与えられて然り。近藤はロー、左ミドルハイを繰り出し初回が終わった。
2R、前に出る近藤が左ロー、左ミドルを繰り出す。右に回ったヘンゾは、左ミドルハイを蹴られながらも右を振るって前にへ。シングルレッグからバックに回ったヘンゾが、後方に倒れこんで両足をフックする。そのまま右腕を滑らせRNCへ。近藤がタップし、ヘンゾは一度の勝機をモノにした。
組み付いてからの強さはさすがのヘンゾは、まさに破顔一笑。「1Rは様子を見た。おして2Rにはファミリーが100年以上磨いてきた勝ち方だ」とヘンゾ節がさく裂した。