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【Pancrase335】1&2Rを抑えた佐藤。逆転を狙う近藤を振り切り、判定勝ちで13年ぶりの雪辱を果たす

<ウェルター級/5分3R>
佐藤豪則(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
近藤有己(日本)

ともにサウスポー。近藤がプレスをかけていく。佐藤が右インローを打ち込んで回る。佐藤の右インローに右フックを合わせた近藤、佐藤も左右ローから近藤が出て来るとフックを合わせている。佐藤の右ハイをブロックした近藤は、右インローをカットしながら左ローを打ち込んだ。近藤のワンツーをかわした佐藤が前に出る。右フックをかわされるも組みに行った佐藤に対し、今度は離れてパンチを伸ばす。

佐藤が距離を詰めると近藤が右フックを合わせに行く。佐藤は細かいローを繰り出すが、近藤もワンツーを返す。佐藤が一気に距離を詰めた。下がる近藤。佐藤の右フックをかわした近藤だが、右ジャブさらに左ストレートをもらっている。ともにローを打ち込むが、佐藤のヒット数が増していく。組み合ったところで近藤のアイポークがあったか、試合は中断。再開後、近藤の左前蹴りが佐藤の顔面にヒットした。

初回はジャッジ3名とも佐藤に10-9をつけた。

2R、近藤が距離を詰める。佐藤は左ストレートから組みついたが、ケージ際で近藤が離れた。佐藤が右ジャブを伸ばすと、近藤が左ローを打ち込む。佐藤は連続で左ハイを見せる。インサイドから近藤の左ストレートがヒット。近藤がローを連続で放っていくと、佐藤も右ジャブを繰り出す。佐藤のワンツーから右ジャブが当たる。近藤も左右ローからワンツーを返していく。近藤は佐藤の右ジャブを受けて、鼻の上から出血が見られる。残り10秒から近藤のパンチが佐藤の顔面を捉えた。

このラウンドもジャッジ3名が佐藤に10-9をつけた。

最終回、佐藤が左ジャブから左ストレートを見せる。近藤も左クロスを伸ばす。サークリングする佐藤に対し、近藤がローからワンツーで追い詰めていく。やや疲労が見える佐藤にプレスをかける近藤だが、カウンターのパンチをもらってしまう。近藤が手数で上回っている。佐藤は下がりながら左ストレートを当てる。近藤は左ローを連続で当てた。佐藤も右ジャブを打ち込み、下がりながら左ストレートを当てていく。近藤は左ストレートを合わせるが、残り10秒で佐藤が組みついてバックに回り、ラウンド終了まで凌いだ。

裁定はジャッジ3名とも29-28をつけ、佐藤が判定勝ち。2010年の初戦は近藤が判定勝ちを収めており、佐藤にとっては13年ぶりのリベンジとなった。


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