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【Pancrase340】7年8カ月振りのMMA、美木がテイクダウン→トップキープで近藤に判定勝利

【写真】美木の試合プランは徹底されていた(C)MATSUNAO KOKUBO

<71.5キロ契約/5分3R>
美木航(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
近藤有己(日本)

ともにサウスポー。近藤がガードを固めて距離を詰める。下がって捌いた美木に対し、近藤がワンツーを伸ばす。近藤の左ストレートがヒット。美木はボディロックから背中を着かせた。ハーフガードの近藤に対し、美木が左腕を差し上げて押さえ込む。下から抱えてくる近藤の顔面にパンチを当て、美木が削る。ラウンド終了間際、近藤がガードに戻した。初回はジャッジ3者とも10-9で美木につけている。

2R、近藤の右フックをかわした美木がシングルレッグでテイクダウンした。美木はパスせず、削りながら立ち上がり、強い左パウンドを落とした。再びガードの中に戻った美木は、ハーフからリバーサルを狙う近藤を抑え込み、パンチとヒジで削る。近藤はハーフから潜るも、美木が右ヒジを連打した。このラウンドもジャッジ3者が美木に10-9をつけた。

最終回、近藤が左ストレートから右フックを振るう。前に出て来る近藤に対し、美木がダブルレッグで尻もちを着かせてバックを狙っていく。右足を差し入れた美木は、バックグラブからバックマウントへ。近藤がエビを打ったところで美木がトップに回った。立ち上がろうと試みる近藤の顔面に、美木がパンチとヒジを落とし続ける。近藤は蹴って離そうとしたものの、美木が近藤の両足を畳む。近藤はケージまで下がり、抑え込みにくる美木からトップを奪った。最後は両者が立ち上がったが、近藤が右フックを繰り出したところで試合終了のホーンが鳴った。

裁定はフルマークで美木の判定勝ちに。美木が7年8カ月振りのMMAで勝利を飾った。


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