この星の格闘技を追いかける

【Pancrase340】疲れても止まらない&組み続ける。サロハイディノフが松井に判定勝利

【写真】クリーンテイクダウンはできなくてもサロハイディノフは最後まで組み続けた(C)MATSUNAO KOKUBO

<フライ級/5分3R>
ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
松井斗輝(日本)

サロハイディノフがインローとジャブ、松井もワンツーと左ハイを見せる。サロハイディノフは左フックと左ミドル、松井の右ローにダブルレッグを合わせてテイクダウンする。松井はケージに身体を預けて立ち上がる。サロハイディノフは再び右フックからダブルレッグに入るが、ここも松井はケージに身体を預けて立ち上がる。テイクダウンできないと判断したサロハイディノフはスピニングバックエルボーを放つ。

距離が離れるとサロハイディノフはテイクダウンを狙いながら離れ際に右アッパー、松井の右ミドルをとってこかしつつ、松井の立ち際にパンチをまとめてシングルレッグで押し込む。スタンドをキープする松井はヒザ蹴りを突き上げる。距離が離れると松井はジャブと左ミドル、サロハイディノフは右フック。松井がジャブと右ボディと左アッパーと手数を増やし、右ストレートを打ち下ろす。

サロハイディノフはシングルレッグでテイクダウンし、松井は背中を見せて立ち上がる。松井の動きに合わせてサロハイディノフは正対してダブルレッグへ。松井のギロチンを抜いてトップキープすると、立ち上がってパンチを振り下ろす。このラウンドはジャッジ3名とも10-9でサロハイディノフを支持した。

2R、松井がジャブ、ワンツーで前に出ていく。サロハイディノフは左フックからダブルレッグに入って、松井に尻餅をつかせる。サロハイディノフはバックを狙って、寝かせながら正対。ボディロックでコントロールし、しつこくテイダウンを狙うが、松井もそれを許さない。サロハイディノフはここも離れ際にスピニングバックエルボーを狙った。

離れた松井が打撃のプレッシャーをかけるとサロハイディノフはダブル、シングルレッグでしつこく組み付く。松井も足を抜いて立ち上がると左フック、サロハイディノフの右フックに右のテンカオを合わせる。サロハイディノフも右を強振。松井はサロハイディノフのダブルレッグを切って右アッパーから左フック、サロハイディノフがシングルレッグで組みついて殴りながら、松井をケージに押し込む。

松井が離れて右フック。サロハイディノフはジャブと左ヒジ、シングルレッグで組み付き、離れ際に左ミドル。松井もスピニングバックフィストを狙うが当たらない。このラウンドもジャッジ3名とも10-9でサロハイディノフにポイントをつけるが、徐々に松井がテイクダウンを許さない展開で最終ラウンドを迎える。

3R、松井が右ボディ、組みになるとヒザ蹴りを突き上げる。ここでサロハイディノフが豪快な投げでテイクダウンしてバックへ。松井はサロハイディノフの身体を前方に落として立ちあがる。すぐにスタンドで打撃のプレッシャーをかける松井。サロハイディノフはシングルレッグ、ダブルレッグで何度もくみつく。ケージに押し込まれた松井はハーフネルソンからポジションを返そうとするが、サロハイディノフがトップキープする。

松井がケージに身体を預けて立ちあがると、サロハイディノフはシングルレッグに入って、ボディロックでバックコントロールする。ここも何とか離れる松井だが、サロハイディノフは変わらずシングル・ダブルレッグで組み続け、ヒザ蹴りをもらってもダブルレッグにケージまで押し込む。

残り10秒で打撃の攻防になると松井がヒザ蹴り、サロハイディノフがシングルレッグに入ったところで試合終了となった。フルラウンド、苦しい展開になってもシングル・ダブルレッグに入り続けたサロハイディノフが判定勝利を収めた。


PR
PR

関連記事

Movie