【ONE76】ヘンゾ色に染まった会見。チャトリ「パッキャオをONEに!!」&青木真也「アイツ、舐めている」
【写真】この写真ほど怖くないというヘンゾだが、いや十分に迫力あります(C)MMAPLANET
24日(火・現地時間)、27日(金・同)にフィリンピンはマニラのMOAアリーナで開催されるONE76「Reign of Kings」の記者会見が、同地シティ・オブ・ドリーム内CoDボールルームで行われた。
「まずマニラの皆に言いたいことは──マニー・パッキャオ、おめでとう。10月6日、タイのバンコク大会にWBC世界王者シーサケット・ソー・ルンヴィサイが出場する。いつの日か、フィリピンのファンがONEのマニラ大会でマニーの雄姿が見られるようになるよう動く」というチャトリ・シットヨートンCEO&チェアマンの一言で会見は始まった。
その会見にはメインでONE暫定世界バンタム級王座を賭けて戦うマーチン・ウェンとケビン・ベリンゴン、青木真也✖シャノン・ウィラチャイ、ヘンゾ・グレイシー✖近藤有己、そしてエドゥアルド・フォラヤン✖アジズ・パフルディノフという上位MMAカードに出場する8選手が出席して行われた。
「ヘイ、チャトリ!! 写真撮影が必要だ。俺はもっと男前だろう?(笑)。PRIDEで再び戦うことが夢だった。その想いは叶うことがなかったけど、このような素晴らしいイベントで戦えることを光栄に思う。彼は本当にタフな対戦相手だ。チャトリが『ONEで戦ってくれないか?』と言ってきた時、こんなに喜ばしいことはないと思った。またケージに入ることができて嬉しい。年齢のことを聞かれるけど、関係ない。20年前、ユーキ・コンドーは名立たるブラジリアン柔術家を倒していたから、戦いたいと思ってきいた。その夢が叶う。チャトリとONEに感謝している」と挨拶したヘンゾ・グレイシー。
質疑応答でもマイクを手に、「金じゃない。この試合は1ドルで戦うと言ったんだ」、「MMAビジネスのなかで一番ハンサムという指摘が抜けている」、「25歳の時より、今の方が強い」など他の選手のコメント中でも、平気で割り込み笑いを誘ったヘンゾは、最後まで会見の主役であり続けた。
他の7選手の意気込みは以下の通りだ。
アジズ・パフルディノフ
「ONEの一員になれて凄く嬉しい。俺とエドゥアルドの試合が、一番エキサイティングな試合になる」
エドゥアルド・フォラヤン
「記者会見に出席してくれてありがとう。ここにいるファイターの表情が、シリアスになっているのが分かると思う。金曜日は素晴らしい大会になるので、ぜひ会場に見に来てほしい」
近藤有己
「ヘンゾ・グレイシー選手という偉大な選手と戦わせてもらうこと、とても光栄に思っています。精一杯戦います。よろしくお願いします」
青木真也
「今回の試合もいつもと変わらず怯えています。この弱さに打ち勝って、金曜日には良い試合をしたいと思います」
シャノン・ウィラチャイ
「アオキ・センセイ、コンニチワ。オヒサシブリデス。ゲンキデスネ。マニラに戻ってこられて、凄く嬉しい。初めてONEで戦ったのがマニラだった。相手はミッチ(チルソン。会見で司会を務めている)で(笑)。アオキ・センセイとの戦うという夢が叶った。きっと何かが起こるだろう。アオキ・センセイを破って、歴史を創る」
ケビン・ベリンゴン
「またONEで戦えて感謝している。ヘンゾ・グレイシー✖ユーキ・コンドーというレジェンドが戦うイベントに出場できて光栄に思っている。エキサイトな試合になることを期待している」
マーチン・ウェン
「ケビンとの試合に賭けられているベルトは、ビビアーノへの挑戦権だと思っている。ウォリアーとして、チーム・ラカイ勢との戦いは毎回がチャレンジだよ。何より2度目のチャンスを与えてくれたチャトリに感謝している。オール・オナ・ナッシング、このチャンスを絶対にモノにする」
また質疑応答で青木は「ヘンゾと同じ大会に出ることは最初で最後だと思います。もし我がままが言えるのであれば、先に試合をさせてもらってヘンゾの試合を見たいと思います」と話した。
その後、フェイスオフに移ったが持ち前のユーモアさを発揮し、いろいろと仕掛けてくるウィラチャイに対し、青木はイライラを隠さず会見終了後には「アイツ、舐めている」と厳しい顔で話していた。
■ ONE76対戦カード
<ONE暫定世界バンタム級王座決定戦(※65.8キロ)/5分5R>
マーチン・ウェン(豪州)
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
青木真也(日本)
<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ヘンゾ・グレイシー(ブラジル)
近藤有己(日本)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
アジズ・パフルディノフ(ロシア)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
ラフール・ラジュ(インド)
<キック・72.5キロ契約/3分3R>
アルメン・ペトロシアン(イタリア)
クリス・ンギンビ(オランダ)
<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
パイコス・ユースフ(キプロス)
ハン・ジィハオ(中国)
<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
ジョシュア・パシオ(フィリピン)
ポンシリ・ミタシット(タイ)
<ムエタイ・68キロ契約/3分3R>
チャムアックトーン・ファイタームエタイ(タイ)
ブラウン・ピナス(オランダ)
<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
レネ・カタラン(フィリピン)
ステファー・ラハディアン(インドネシア)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ソー・サイ(カンボジア)
シエ・ビン(中国)