10月1日、韓国のオリンピック第1体育館で二日後に開催されるK-1 WORLD MAXのFINAL16の前日会見が行われた。この記者会見は、K-1 WORLD GPの後に第二部として実施。“ザ・ドクター”ジョルジオ・ペトロシアンを中心に、世界各国から強豪が韓国に集結した。

アンディ・サワーやブアカーオといった歴代王者がいないのは寂しいが、キシェンコ、ドラゴを筆頭に、シャヒッド、モハメド・カマル、ミハウ・グロガフスキー、サガッペット……といった強豪が揃っているので、まったく見劣りがしない。まさしく、世界最高峰と呼んでもいいだろう。

そんな中で、圧倒的な存在感を示しているのが、ペトロシアンだ。黒のスーツに身を包んだリングの上のドクターは、「明後日の試合は、勝利を手にできるよう頑張るよ」とポツリ。このシンプルな言葉が、かえって彼の強さの幻想を広める効果が十分にあった。

対照的にペトロシアンと対戦するヴィタリ・ウルコフは、「ここでK-1のレジェンドたちに会えたことが嬉しいです。あの有名なホーストさんなど、いろんな選手と一緒に写真を撮ってもらったので、ベラルーシに帰ったらみんなに自慢したいと思います！」と大ハシャギ。

ペトロシアンを前に、こんなに浮き足立っているのは、すでに勝負を諦めているのか、それとも大物なのかのどちらか。その答えは、二日後に分かることだろう。

■K-1 WORLD MAX 全対戦カードは下記の通り

＜FINAL16 K-1ルール／3分3R延長1R＞
ドラゴ（オランダ）
イ・スファン（韓国）

＜FINAL16 K-1ルール／3分3R延長1R＞
ジョルジオ・ペトロシアン（イタリア）
ヴィタリ・ウルコフ（ベラルーシ）

＜FINAL16 K-1ルール／3分3R延長1R＞
サガッペット（タイ）
ミハウ・グロガフスキー（ポーランド）

＜FINAL16 K-1ルール／3分3R延長1R＞
アルトゥール・キシェンコ（ウクライナ）
モハメド・カマル（オランダ）

＜FINAL16 K-1ルール／3分3R延長1R＞
マイク・ザンビディス（ギリシャ）
シャヒッド（オランダ）

＜スーパーファイト76キロ契約 DREAMルール／1R・10分、2R5分＞
アンドリュース・ナカハラ（ブラジル）
ムン・ジュンヒ（韓国）

＜スーパーファイト54キロ契約 K-1ルール／2分3R延長1R＞
イム・スジョン（韓国）
谷村郁江（日本）

＜スーパーファイト70キロ契約 K-1ルール／3分3R延長1R＞
パヨンソック・スーパープロサムイ（タイ）
チェ・ウヨン（韓国）

＜スーパーファイト67キロ契約 K-1ルール／3分3R延長1R＞
吉川英明（日本）
イム・チビン（韓国）

＜スーパーファイト63キロ契約 K-1ルール／3分3R延長1R＞
才賀紀左衛門（日本）
イ・ソンヒョン（韓国）

＜スーパーファイト63キロ契約 K-1ルール／3分3R延長1R＞
ファイヤー原田（日本）
キム・テファン（韓国）

＜オープニングファイト70キロ契約 K-1ルール／3分3R延長1R＞
キム・ドンス（韓国）
キム・ソンウク（韓国）

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