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【UFC ESPN54】パウンド連打、RNC、足を挫いても諦めなかったパチェコをログランが3-0で下す

<バンタム級/5分3R>
キャオラン・ログラン(アイルランド)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
エンジェル・パチェコ(米国)

UFCデビュー戦のパチェコがジャブを伸ばし、ボディと探り合う。ログランは右ローを蹴られ、右を返す。ボディから右オーバーハンドの機会を伺うログランは、パチェコのステップインに左を合わせ、左回りに右ストレートをヒットさせる。もう一発、右を当てたログランが引き続きジャブ、左フックを決める。パチェコが右カーフを蹴ったが、右オーバーハンドで動きが止まる。ケージに下がったパチェコに追撃を入れるログラン。パチェコもここで前に出て、悪い流れを打ち切ろうとする。そこに右をヒットさせたログランだが、パチェコが右を打ち返し逆に圧を掛ける。最後も前に出てきたログランに、ボディを入れたパチェコだった。

2R、すぐにジャブから右オーバーハンドを狙うログランが、左を被弾してワンツーを決める。頭を動かさないため反撃を食らうログランは右フックで殴られた直後に一瞬動きを止めたように見えたが、シングルからテイクダウン&ワンフックでRNCを狙う。パチェコは手首を掴んで絞めを防ぐも、右のパウンド連打で動きが止まる。レフェリーは試合を止めないでいると、ログランは一旦息を整える時間を創った。

仰向けのボディトライアングルから、スクランブル狙いのパチェコを潰して殴るログランは粘られると、マウントに移行する。パチェコは足を戻し、ハーフから右腕を差して立ち上がる。そこにヒザを入れたログランだが、パチェコはボディを殴る。前に出るのはパチェコで、組んでケージにログランを押し込むとヒザを入れた。2つのラウンドを落としたパチェコだが、ログランに攻め疲れがあれば逆もある。その空気は残した。

最終回、左ボディから右オーバーハンドをログランが放ち、下がったパチェコが左足を挫く。ログランは容赦なくその左にローを蹴り、パチェコも右ローを返すがボディから顔面へのコンビを被弾する。ダブルレッグを切ったパチェコは挫いた左でヒザを突き上げる。離れたログランはジャブから右を続ける。そして左足にカーフを入れると、パチェコがサウスポーにスイッチ。オーソに戻したところで、ボディを決めたログランが間合いを測るとパチェコは飛びヒザを狙う。

パンチを見せてダブルレッグを見せたログランが、テイクダウンを決める。立ち上がったパチェコに対し、ログランはヒジを入れる。離れてボディから右ストレート、右カーフと攻勢を続けるログランだが、パチェコが左を決める。ケージに詰まったログランは、跳びヒザの着地にテイクダウンを合わせる。残り10秒、スタンドに戻った両者が最後まで動き続け、ログランがスピニングバックフィストを狙ったところで時間となった。

勝負を諦めることがなかったパチェコではあったが、ジャッジは3者ともフルマークでログランを支持した。


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