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Overlooked【Pancrase Blood01】左! 左!! 葛西が左ジャブで木村の顔面を破壊し、2R終了後にタオル投入

【写真】葛西の左ジャブが試合を支配した(C)SHOJIRO KAMEIKE

スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは18日(日)、大阪市住吉区の住吉区民センターで開催されたPancrase Blood01をレポートする。
Text by Shojiro Kameike

2021年7月以来の単独開催となったパンクラス大阪大会は、ナンバーシリーズとは異なる新ブランド「Blood」第1回として行われた。そのパンクラス大阪大会から葛西和希×木村俊也の試合をお届けしたい。


<ライト級/5分3R>
葛西和希(日本)
Def.2R終了時 by TKO
木村俊也(日本)

ムエタイスタイルで構える葛西が、木村が動いた瞬間に左ジャブを当てた。木村の動きに合わせて攻撃を繰り出す葛西は、木村が中に入ってくる木村の顔面に右ショートを入れる。木村が右ロー、左ジャブを突く。葛西が左ジャブを突き刺すと木村は右フックを振るうが、葛西は左手でパーリングした。右ローを繰り出す葛西は、さらに左ジャブを突いて下がる。木村も葛西の左ジャブの打ち終わりを狙うも、葛西はバックステップを使って同じ場所にいない。木村のパンチに対し、葛西が左テンカオを突き上げた。さらに木村の左フックはブロックする。

木村の右ストレート→左フックのコンビネーションをかわした葛西が、左ジャブを当てた。さらにケージ中央で葛西の左ミドルが木村のボディをとらえる。木村も距離を詰めるが左テンカオを食らってしまう。首相撲からもヒザを突き上げる葛西。左ジャブと左ミドル、左ハイで木村を中に入れさせず、パンチをブロックしてサークリングする。左ジャブを受け続ける木村の右目付近から流血が見られるように。木村もアッパーを混ぜたコンビネーションを繰り出しながら距離を詰めるも葛西が捌き続けた。

初回はジャッジ3名とも葛西の10-9とした。

2R、葛西が木村のパンチをブロックで防ぐ。木村は右ミドルを見せるも、葛西が肩でブロックし左ジャブを突き続ける。木村が距離を詰めると、右ストレートと左ジャブで中に入れさせない葛西。至近距離になると首投げの体勢を見せて、すぐに離れた。右ショートのカウンターを当てた葛西は、左ジャブを突き続ける。木村にケージを背負わせ、パンチをブロックして左ジャブを入れた。左ミドルから左ジャブを連打する葛西に対し、木村は左を防ぐことができない。左を受けて下がらざるをえない木村にダメージがみられる。

ショートレンジの打ち合いでも葛西の右ストレート、左ジャブ、左フックがヒットした。木村の右を肩でブロックした葛西は、頭を下げた相手の顔面に右ヒザを突き上げる。残り1分で葛西が左ジャブを連打すると、木村の右目は大きく腫れあがり流血も激しくなった。ここでドクターチェックが入る。試合時間は残り46秒で再開。木村が一気に前に出る。左右フックを振るう木村の顔面を、葛西の左ジャブが襲う。木村も前進を続けるが、最後はケージに押し込まれてしまった。

2Rの採点もジャッジ3者が葛西の10-9、と採点が発表された直後、木村のセコンドがタオルを投入して葛西のTKO勝利となった。試合後、葛西は「今年はタイトルに絡んでいけるように頑張ります」と語った。

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