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【UFC298】2度ダウンを奪ったアマンダがマッケンジーの猛攻を交わして3者1ポイント差の判定勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
マッケンジー・ダーン(米国)

アマンダが上下に体を振って右カーフキックを当てる。体のバランスを崩すマッケンジー。アマンダはケージを背負いながらワンツーを打ち込み、マッケンジーをグラつかせた。距離を保って右カーフを決めるアマンダに対し、マッケンジーのパンチは届かない。アマンダがワンツーから左ミドルハイを繰り出す。さらに右カーフを当てると、マッケンジーの体が完全に流れる。サウスポーにスイッチしたアマンダは左ストレートを伸ばした。

オーソドックに戻したアマンダの右スイングをかわしたマッケンジーが、ダブルレッグでテイクダウンする。一気にパスを仕掛けるマッケンジー。アマンダはケージキックからハーフガードへ。マッケンジーがボディロックでトップをキープし、パウンドで削っていく。左ヒザでアマンダの右腕を抑えにかかるが、これは腕を抜かれた。再びパスを仕掛けるマッケンジーだが、これも防がれる。アマンダはニーシールドからハーフガードの状態で初回を終えた。

2R、マッケンジーがガードを固めて頭を振り、距離を詰める。アマンダはサウスポーにスイッチし、蹴りを散らして中に入れさせない。パンチを繰り出しながら距離を詰めていくマッケンジーだが、アマンダを捕まえることができない。オーソドックスから右カーフを当てたアマンダは、右ストレートのカウンターでダウンを奪う。立ち上がり真っ直ぐ下がるマッケンジーを追い、さらに左フックでダウンさせたアマンダがパウンドを連打で落とす。ケージ際、ハーフガードで守るマッケンジーの顔面からは流血が見られる。アマンダは立ち上がり、背中を着けたままのマッケンジーに対してブレイク→スタンドアップが命じられた。

スタンドで再開後、アマンダの右カーフでマッケンジーがバランスを崩す。カーフを受けたマッケンジーの左足の動きが悪くなる。しかしマッケンジーも右を当てたあとに飛び込んだ。ここはアマンダが投げ勝ち、トップへ。マッケンジーはスイープに成功して、ハーフガードのアマンダに右ヒジを落としていった。

最終回、マッケンジーがアマンダの左ミドルに右を合わせ、腰を落とさせた。マッケンジーは組みに行くも、トップを奪ったのはアマンダだ。マッケンジーは下からアマンダの右腕に十字を仕掛けるも、これはアマンダが腕を抜いて防ぐ。マッケンジーはアマンダの右足を抱えたが、アマンダが右パウンドを突き刺す。なおも足を取りにいくマッケンジーはリバーサルに成功するも、アマンダがマッケンジーの左腕をオモプラッタで抱えた。

左腕を抜いたマッケンジーは足を抜きつつ、ハーフガードのアマンダを抑え込む。ケージまで下がるアマンダ。マッケンジーが右パウンドを連打すると、嫌がる表情を見せる。マッケンジーは右ヒジを落としていく。アマンダが立ち上がるも、マッケンジーはシングルレッグでケージに押し込み、尻もちを着かせた。しかしアマンダがバックに回る。下になったマッケンジーがアマンダの左足を抱えたが、スイープできないまま試合を終えた。

裁定はジャッジ3者とも29-28でアマンダの勝利となった。


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