【Shooto2024#01】テイクダウンを有効に使った関口がヤックルにフルマークの判定勝ちを収める
【写真】フルマークの判定勝ちも笑顔無し(C)MATSUNAO KOKUBO
<フライ級/5分3R>
関口祐冬(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-26.
ヤックル真吾(日本)
サウスポーのヤックルが距離を詰める、左インローを受けた関口が右を見せてスイッチした。左ストレートを見せた関口が左ロー、さらに左ストレートを伸ばす。ヤックルがオーソドックスにスイッチした。左を突きながら右を伸ばすヤックスが右ミドルへ。関口は左ハイ、左スイングを繰り出す。ダッキングから右ボディストレートを突き刺した関口は、両手を前に出してスイッチしながら、左を当てる。
さらに右ストレートがヤックルの顔面を捉えた。サークリングから左ハイ、左ローを蹴りと散らす関口は、ケージを背負いつつ左ストレートを伸ばす。ヤックルの右も関口の顔面をかすめている。右ミドルから右ストレートに繋げたヤックルは、さらに関口の左ローを左手でキャッチしながら右を当てた。ラウンド終了間際、関口がニータップでヤックルに背中を着かせた。
2R、互いにサウスポーで向かい合う。関口が左ストレートを繰り出した。右スピニングバックキックからサークリングする関口。ヤックルは左カーフキックを連打する。関口は右スピニングバックフィストから、スピニングバックキックへ。ヤックルの右ジャブも関口の顔面をかすめる。オーソドックスにスイッチした関口の右がヒットした。
スイッチ&サークリングから右スピニングバックフィストを見せる関口だが、打ち終わりにヤックルのパンチを受ける。関口が左を見せつつニータップでテイクダウンを奪った。下になったヤックルが関口の右手首を抑える。関口がヤックルの左手首を抑え返すが、ヤックルが左足を上げていく。関口が小さくスラムでヤックルを叩きつける。手首のクラッチを外した関口が左右のパウンド、さらに掌底を落としていった。
最終回、ヤックルがプレスをかけて左カーフキックを当てる。関口はサウスポーからヤックルの左カーフに左ストレートを合わせた。関口はサークリングから飛び込み、グラウンドに持ち込む。ケージ際でヤックルは足で距離を取り、立ち上がる。関口は右ジャブを当てるも、ヤックルのパンチも受ける。関口がニータップでテイクダウンし、ヤックルを抱えてケージ際まで運んだ。
パウンドを落としつつ、起き上がろうとしたヤックルの首に腕を回す。ヤックルがマットに背中を着けた。ヤックルは関口の手首を抑えるも、クラッチを切った関口がパンチを落としていく。スクランブルからバックに回ったヤックルは、関口の右足を抑え、さらにバックマウントを狙う。右足を入れることはできたが、関口がトップを奪ってガードの中に入った。ヤックルの頭をケージに押し込み、上がってくるヤックルの足を振り払い、掌底と鉄槌を落として試合を終えた。
裁定は関口がフルマークの判定勝利を収めた。しかし関口は内容に不満だったか、悔しそうな声を挙げながらケージを後にした。