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【PFL2023#10】シの距離感に苦戦も、マゴメドケリモフがギロチンで仕留めてウェルター級優勝

【写真】シはボディを効かされて焦ったか。マゴメドケリモフがカウンターのギロチンを極めた(C) PFL

<ウェルター級決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
Def.3R1分17秒 by ギロチン
サディボウ・シ(スウェーデン)

サウスポーのシに対し、マゴメドケリモフがサークリングしながらシの蹴り足をキャッチした。すぐに足を抜いて下がるシを追いかけ、マゴメドケリモフがパンチを浴びせていく。差し合いからケージ中央に戻ったシとマゴメドケリモフが、ヒザを付き合うが動きはない。するとマゴメドケリモフがボディロックからシをグラウンドに引きずりこんだ。

強烈なパウンドを浴びせるマゴメドケリモフ、シは立ち上がりマゴメドケリモフをケージに押し込む。ここから再び差し合いでケージ中央へ。マゴメドケリモフが払い腰からダブルレッグに切り替えて尻もちを着かせるも、シが立ち上がり打撃戦に戻る。シは左右の蹴りを見せて中に入れさせない。残り30秒でマゴメドケリモフが飛び込み、右ストレートでシのアゴを跳ね上げた。すぐにシが組みつき、差し合いで初回を終えた。

2R、シが距離を詰めていくとマゴメドケリモフがサークリングする。マゴメドケリモフが左関節蹴りでシに尻もちを着かせたが、シは立ち上がって差し合いへ。支え釣り込み足でシの体勢を崩したマゴメドケリモフだが、テイクダウンを奪うまでには至らない。再びマゴメドケリモフがシの足を払うと、シが離れた。シの蹴り足をキャッチしたマゴメドケリモフだが、バックを狙うもシが切り返してケージに押し込んでいく。両者が離れると、シが蹴りをチラシながら距離を取り続けた。

3R、シが距離を保ちつつ左ハイを当てる。マゴメドケリモフのパンチを受けて尻もちを着くも、すぐに立ち上がって逆方向に逃げるという身体能力の強さを見せる。しかしマゴメドケリモフの右ボディストレートを効かされたシは、マゴメドケリモフの右足にシングルレッグで組みついたがカウンターでギロチンに捕えられる。マゴメドケリモフが左腕で絞り上げると、シがタップした。

(C)PFL

2023年シーズンのウェルター級を制したマゴメドケリモフは100万ドルを獲得し、ケージインしたベラトール同級王者ジェイソン・ジャクソンとのフェイスオフを行った。


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