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【PFL2023#10】オバメルシェ、テイクダウン&バックキープでコラードに判定勝利。2シーズン連続王者に

【写真】オバメルシェ、PFLでは安定感抜群だ(C) PFL

<ライト級決勝/5分5R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46.
クレイ・コラード(米国)

サウスポーのオバメルシェが左ストレートから飛び込む。コラードはガードを下げた構えから右ストレートを返し、左のアウトカーフを蹴る。オバメルシェがコラードにケージを背負わせてパンチをまとめるも、コラードはボディワークで空振りさせる。

距離が離れるとコラードはジャブ・右ストレートを見せながら左フック・左アウトカーフにつなげる。オバメルシェは左ミドルを蹴り、その左ミドルからダブルレッグで組みついてケージに押し込む。コラードが半身になって立ち上がろとすると、オバメルシェはバックに回ってパンチを入れながらRNCへ。

コラードは足のフックを外して逃げようとするが、オバメルシェはその動きについていき、後ろからパンチを入れる。コラードが立つとヒザ蹴り、パンチを入れながら崩してグラウンドへ。ここでコラードが前転して足関節を狙い、オバメルシェは足を外してバックにつく。オバメルシェがバックキープした状態で1Rが終わった。

2R、オバメルシェが左ストレートを振って前進し、左ハイキックを蹴る。コラードが右ストレートから前に出ると、オバメルシェはカウンターの右を合わせる。オバメルシェが左ストレートから組みつくが、ここで右足を痛めたか、バランスを崩す。逆にコラードは右ボディからパンチをまとめる。

距離を詰めるオバメルシェは右腕を差してコラードをケージに押し込み、離れ際にヒザ蹴りを突き上げる。コラードはノーガードから右ストレートを当てると、バメルシェはダブルレッグでテイクダウンを奪う。ケージを背にするコラードのマウントを狙いつつ、1Rと同じようにバックへ。このラウンドもオバメルシェがバックキープして終了のゴングとなった。

3R、オバメルシェは左ストレートを見せながらダブルレッグに入ってテイクダウンを奪う。すぐにマウントを取るオバメルシェだが、コラードは殴られる前に動いて脱出し、すぐに立ち上がる。

コラードはそのまま組みついて投げでテイクダウンすると、身体を起こしてシングルに入ろうとしたコラードをクルスフィックスでコントロールする。ここも最終的にはコラードが立ち上がり、左腕を差してオバメルシェをケージに押し込んだ。

オバメルシェは刺されている腕を小手に巻いてヒザ蹴り。コラードもヒザ蹴りを返して離れ際に右アッパー、オバメルシェは左ローを蹴る。コラードが右ミドルと右ボディを当て、3Rは終了となった。

4R、オバメルシェはガードを上げて左のインロー。コラードはそこに右ストレートを打ち込んで、ボディにもパンチを打ち分ける。徐々にコラードが前に出る時間が増え、オバメルシェのシングルレッグを切ってパンチを当てる。

距離が離れると再びオバメルシェがシングルレッグに入るが、ここもコラードがディフェンス。逆にオバメルシェをケージに押し込み、左右のボディブローを叩き込む。スタンドではコラードがボディにパンチを集め、オバメルシェはインローを蹴ってシングルレッグで組みつき、ケージに押し込む。ここで両者の動きが止まり、ブレイクとなる。再開後、コラードが右ミドルと左ローを蹴った。

5R開始直後にコラードが右ストレートからパンチをまとめる。オバメルシェもシングルレッグからテイクダウンし、コラードのバックにつく。コラードは腰を上げてオバメルシェを振り落とそうとするが、オバメルシェは足を4の字フックして固定する。

オバメルシェはグラウンドに持ち込み、バックキープしながらRNCを狙う。この態勢のまま試合終了となる。判定はテイクダウン&バックキープで優位に立ったオバメルシェの勝利。これでオバメルシェは昨年に続いて2シーズン連続王者となった。


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