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【Bellator301】ワンテイク、ステイトップ✖3。アーチー・コルガンがバウシュトから完封勝利

<ライト級/5分3R>
アーチー・コルガン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ピーター・バウシュト(オランダ)

長身、リーチで優るバウシュトが右ローを2発蹴る。続いてコルガンのテイクダウン狙いをかわし、左ハイ。バウシュトの右ローのフェイクに反応したコルガンだが、一発でダブルレッグからテイクダウンを決める。ハーフのバウシュトはしがみつく状態で局面を打開できない。対してコルガンは上体を起こしてエルボーを時折り落とす。バウシュトはこのタイミングで左腕を差すも、潰されて引き突きヒジや上腕で顔面を打たれる。幾度となくスクランブルの展開を創ろうとしたバウシュトだったが、下のままエルボーを落とされ初回を失った。

2R、左右のフックで前に出るコルガン、ここではテイクダウンには移行しない。ガードの上から左ハイを蹴ったバウシュトは左右に動き、跳ねるようなステップから左右の蹴りを繰り出す。ブロックして圧を掛けるコルガンが左を見せて、組みつくとケージを背負ったバウシュトから簡単にダブルレッグでテイクダウンを決める。初回と同じようにハーフで背中をつけたバウシュトは、潜りを狙ったところで勢いのあるヒジ打ちを落とされる。

右足を抜いてマウントを取ったコルガンは、背中を向けたバウシュトからバックグラブもスクランブルで足のフックを解除する。それでもバウシュトを立たせず、サイドバックからヒザ、パンチを見せたコルガンがこの回も取った。

最終回、バウシュトはジャブを伸ばし右に回るが、ジャブに真っ直ぐ下がってしまう。コルガンは組みつくタイミングを計るような動きで、腰を落とすフェイクを見せるとワンツーからダブルレッグへ。ボディロックに取りバウシュトをケージに押し込む。ここはバウシュトが正対して離れた。残り3分、ヒザ蹴りで前に出たバウシュトが左フックを空振りすると、すかさずコーガンは組んでバックへ。ヒザを腿に受け、コントロールされるバウシュトが立ち上がる。コルガンは自ら離れ、右ヒザにも右フックを振るう。

バウシュトは腰を落とされるだけで、ステップバックと完全にテイクダウンの残像が残り打撃戦に踏み切れない。遠い距離からミドルハイを見せるのが関の山というバウシュトは、残り10秒でヒザに右フックを合わされ、クリーンヒットがないまま時間を迎えた。ジャッジは当然のように3つのラウンドでコルガンを支持した。


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