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【Bellator301】シャブリがパトリッキーを血まみれにしてフルマーク判定勝ちも――GP決勝はどうなる?

<ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
アレクサンデル・シャブリ(ロシア)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

開始早々ケージ中央でガードを固めて見合いながら、互いに距離を詰めていく。シャブリの細かいパンチをガードしたパトリッキーだが、右ローは相打ちに。手数は少なくブーイングも飛ぶが、緊張感が漂う。パトリッキーの左右フックをブロックしたシャブリが下がるも、伸ばした左手の指がアイポークになったとして試合が中断される。再開後、シャブリがケージ中央へ。回るパトリッキーに左インローを当てると、パトリッキーが一瞬オーソからサウスポーにスイッチした。ここでパトリッキーの左目から流血が見られる。アイポークの影響か――。

シャブリがローと前蹴りを散らす。手数が少ないパトリッキーだが、シャブリの右ローにワンツーを合わせた。それでもシャブリが距離を詰めてくると、パトリッキーがサークリングする。シャブリの右前蹴りがパトリッキーのボディに突き刺さり、さらに右カーフキックをクリーンヒットさせた。パトリッキーは左フックを空振り。サウスポーに構えるパトリッキーに、シャブリが左ミドルを浴びせた。

2R、近い距離でスタートしたが、シャブリがプレスをかけるとパトリッキーが下がる。パトリッキーのローにシャブリ右ストレートを合わせる。左ボディストレート、右三日月蹴り、さらに右スピニングバックキックを見せたシャブリに対し、パトリッキーも右スピニングバックキックを返した。シャブリが右を当て、バックステップでパトリッキーのワンツーをかわす。圧力とディフェンスで優位に進めるシャブリが、またもパトリッキーの右ローに右ストレートを合わせた。

パトリッキーは距離を詰めるも払われてしまう。左フックの相打ちもブロックしているシャブリが、パトリッキーにケージを背負わせ続ける。パトリッキーが前に出るとワンツーで前進を防ぐシャブリ。パトリッキーが完全にケージを背負うと、右ミドルハイを繰り出す。互いに右バックスピニングフィストを繰り出したあと、パトリッキーの右ローに右ストレートを合わせてダウンを奪ったシャブリが、そのままパトリッキーにケージを背負わせて2Rを終えた。

3R、パトリッキーが左ジャブを上下に散らす。しかしシャブリがバックステップでかわした。シャブリはパトリッキーの右ローに右ストレートを合わせ続ける。パトリッキーのガードをの間を、シャブリの右ストレートが貫く。シャブリが右を伸ばすとパトリッキーも下がってしまう。シャブリは左ボディストレートを突き刺した。ケージに詰められたパトリッキーの顔面を、シャブリの左フックが捕らえる。しかしパトリッキーも左フックを返すと、シャブリの顔面にヒット。ややバランスを崩したシャブリが下がる。パトリッキーも追いかけるが、シャブリを捕まえることができない。

シャブリがケージ中央に戻り、ワンツーを当てる。パトリッキーのワンツーはブロックされ、さらに右スピニングバックフィストに右ストレートを合わされてしまう。パトリッキーは左耳からも大流血が見られる。右三日月蹴りを突き続けるシャブリが、最後はパトリッキーの蹴り足を掴むと、パトリッキーが足を抜いて下がった。

4Rもパトリッキーの右ローにシャブリが右ストレートを合わせていく。シャブリの右三日月蹴りの打ち終わりに、パトリッキーが左右フックを入れていくも、今度はその打ち終わりにシャブリが右ストレートを当てた。さらにシャブリの左ジャブが連続でヒットする。ここでサウスポーにスイッチしたシャブリだが、手は出さない。オーソドックスに戻し、右ストレートと右の三日月蹴りで押していく。

疲れが見られるパトリッキーに対し、シャブリが右ストレートから連打、さらに右ヒザと攻め立てる。下がるパトリッキーが防戦一方に。シャブリの連打がパトリッキーの顔面を捉える。パトリッキーの流血も激しくなってきた。しかしパトリッキーも左右フックを振るいながら前に出ていく。シャブリは下がってディフェンスし、右ストレートから返しの左フックでパトリッキーのアゴを跳ね上げた。

最終回、シャブリの左ジャブがクリーンヒットする。パトリッキーが一気に距離を詰めると、またも右ストレートを合わせた。シャブリは流しに入ったか。サークリングしながらワンツーを伸ばしていく。両者のパンチの交錯は、シャブリの左ボディがヒット。シャブリはパトリッキーのパンチをブロックしている。パトリッキーの左目付近が腫れ上がり、顔面が大量の血で染まる。シャブリは右ストレートからの返しの左フックが当たるようになっている。ガードを下げたシャブリがパトリッキーの顔面に左ジャブを突き刺す。残り10秒でシャブリが右スピニングバックキックをパトリッキーの顔面に当てた。

裁定は文句なくシャブリのフルマーク判定勝ち。ライト級ワールドGPは今年10月に世界王者ウスマン・ヌルマゴメドフがブレント・プリムスに判定勝ちを収めて決勝に進出していた。しかしその後ウスマンがドラッグテストで引っかかり、試合結果がノーコンテストに変更され、ウスマンには6カ月の出場停止という処分が下された。ベラトールの今後の興行スケジュールとともに、ライト級ワールドGPの行方が気になるところだ。


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