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【UFN230】1Rのピンチを乗り越えたバルボーサ、スピニングバックキックから挽回して判定で逆転勝利

<フェザー級/5分5R>
エジソン・バルボーサ(ブラジル)
Def.3-0:49-46.48-46.48-46.
ソディック・ユースウ(米国)

ユースウがガードを上げてジャブを突く。バルボーサは左ボディを返し、前に来るユースウに飛びヒザ蹴りと右ヒジを狙う。ユースウは右ストレートから返しの左フック。バルボーサは下がりながら左ミドルを蹴るが、ユースウは前に出続け、左フックでダウンを奪うと一気に連打。何とか立ち上がるバルボーサだがダメージは大きい。

ユースウはジャブから右フックを2連打。続く右ストレートでバルボーサをぐらつかせる。さらにユースウはワンツー、右ストレート・右フック、顔面前蹴りと手数を増やす。首相撲からヒザ蹴りとヒジ打ち、脇を差してテイクダウンしてヒジを落とす。バルボーサはガードポジションからユースウの足をすくって足関節へ。ユースウはそれを潰してハーフガードでトップキープし、ヒジを落とす。バルボーサは脇を差して体を起こしつつ、再び足関節へ。ユースウは膝を抜いてディフェンスし、インサイドガードに収まってラウンドを終えた。

2R、高いガードからジャブを突くユースウ。バルボーサもそこに右をかぶせ、右ボディとスピニングバックキックを見せる。ユースウはジャブと右カーフ、右ハイ、さらに奥足の内股に前蹴りを蹴る。この内股への前蹴りとインローで削るユースウ。バルボーサも左ボディからパンチをまとめ、ユースウのローに右を合わせる。徐々にプレッシャーをかけるバルボーサが左フックから右ストレート、左ミドルを蹴る。

3R、ここもガードを上げてジャブで前に出るのはユースウ。バルボーサは左ボディを返し、左ミドルでボディを狙う。ユースウはパンチと首相撲で攻めるが、バルボーサはヒザを蹴らせない。ユースウが右ローを蹴れな、バルボーサも下がりながら右ローを蹴る。

バルボーサはボディへのスピニングバックキック、右ボディから左フック。ユースウにワンツーには左ボディを返し、ボディを意識させておいて顔面へのスピニングバックキック。これが側頭部をとらえ、ユースウがバランスを崩す。なんとか組みつこうとするユースウだが、バルボーサはそれを切ってアナコンダチョークへ。これは極まらないが、亀になるユースウにパンチを入れる。

4R、バルボーサはボディにスピニングバックキック。ジャブの差し合いにも打ち勝ち、左ミドルまでつなげる。バルボーサは上体を振ってジャブと左ボディ。ユースウが首相撲に持ち込むと、バルボーサは両差しでケージまで押し込む。距離が離れるとユースウがバルボーサの右にダブルレッグを狙うが、バルボーサは深く組ませない。

バルボーサがジャブ、ユースウは右ローを蹴り返す。バルボーサはボディと見せかけての左アッパー、ユースウは左フックを打ち返す。ジャブの差し合いから四つ組みになるが、どちらもテイクダウンはない。ユースウが飛び込んでの左フック。バルボーサは左ミドル、右ストレートから左ボディ、右ストレートと攻撃をまとめる。

5R、プレッシャーをかけるバルボーサ。ユースウが首相撲に捉えるが、バルボーサは距離を取ってジャブを突く。ユースウはジャブ・左フックと右ロー、バルボーサはスピニングバックキックを見せ、ジャブと左ミドルで前に出る。ユースウはバルボーサのジャブに右をかぶせて左フック。バルボーサは左ボディから左フック、左ボディを打ち込む。

ここでユースウが首相撲に持ち込むと、バルボーサが両差しから足をかけてテイクダウン、バックを狙う。ユースウは背中を見せて立ち上がって正対。バルボーサは四つ組みのままユースウをケージに押し込んでヒザ蹴り。再び足をかけてテイクダウンすると、ユースウが立つところにバックを狙って後ろにつく。最後はバルボーサがユースウの身体を持ち上げてテイクダウンする。

判定は3-0でバルボーサが勝利。試合後、1Rの大ピンチを「1Rは終わったと思ったよ。家で子供たちの遊んでいるのか、何がどうなっているのかっていう感じだった。でも、コーチの言うことに耳を傾けて、しっかりとリカバリーできた……より力強くね」と振り返ったバルボーサ。

「スピニングバックキックで終わるとは思っていなかった。ウォーは続くってね。彼も諦めない、初回の僕と同じようにね。コーチから3Rから、相手のペースは落ちると言われていたんだ。皆、楽しめたかい?  最後に一番大切なことを伝えたない。妻がずっと支えてくれて、ずっと一緒に戦ってきたんだ」とファン、そして妻にメッセージを送った。


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