【OFC17】目まぐるしいスクランブル戦もランボー、肩固めで●
<フライ級/5分3R>
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
Def.3R1分25秒by 肩固め
ランボー宏輔(日本)
前に出てくるランボーにダブルレッグを決めたモライシュだが、ランボーは体を跨いで立ち上がる。すぐに足を引き寄せて、モライシュはランボーに尻餅をつかせる。キムラロックの状態でサイドを取られたランボーは、足を絡めていない状態でキムラを続ける。ハーフから足を抜いてきたモライシュに果敢に腕十字を仕掛けたランバーだが、これはモライシュが余裕を持って腕を引抜くと、ハーフから肩固めを狙う。マウントからハーフに戻ったモライシュは肩固めを解く。ランボーは首に手を回して柔術立ち、スタンドに戻るもテイクダウンを取られる。
すぐにパスをしたモライシュ、ランボーも足を戻していく。ランボーの立ち上がり際に左ミドルを思い切り入れたモライシュは、立ち上がったランボーにもう一度ダブルレッグを決める。スクランブルのなかでマウント、肩固めの態勢に入ったモライシュ。残り時間が少なくなり、技を解いたモライシュがパンチを落そうとしたところで初回が終了した。
2R、距離を取るモライシュは、跳びヒザから着地してダブルレッグへ。ランボーもワキをすくっていくが、モライシュは胸を合せてパス狙いからバックを狙う。スクランブルのなかでランボーのテイクダウン狙いにギロチンを見せたモライシュだが、ランボーはここを切り抜けバックに回ってヒザを入れる。何発がヒザを受けながら、一瞬の間にスイッチからモライシュがバックに回る。ランボーもキムラクラッチへ。モライシュはランボーの上半身に上り、窮屈な姿勢になった鈴木が技を解く。ここでモライシュのマウント狙いを担いで、鈴木がリバーサル。スクランブルを制するも、モライシュが立ち上りレフェリーはブレイクを命じる。
スタンドで再開後、すぐにテイクダウンを決めたモライシュが、ランボーの立ち上がり際にヒザを入れる。ランボーが起き上がったところで、2Rが終了となった。最終回、ランボーはロー、モライシュは左ジャブからここでもダブルレッグ、テイクダウンに成功する。ケージ際でハーフガードとなったランボーは、起き上がり際にバックを許しそうになる。背中を譲らないように背中をキャンバスにつけた時には、モライシュが肩固めをセットアップ。足を抜いて絞め上げたモライシュ、直後にランボーがついにタップ。目まぐるしいスクランブル戦をリードし続けたモライシュが一本勝ちし、ゲヘ・エウスタキーオとOFC世界フライ級王座を賭けて戦うことが決まった。