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【DWCS S07Ep04】マルコ・トゥーリオ、瞬発系打撃でGLORYミドル級T優勝ベルガウイに競り勝つ

<ミドル級/5分3R>
マルコ・トゥーリオ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ユースリ・ベルガウイ(オランダ)

2017年GLORYミドル級T優勝、キック通算34戦27勝のベルガウイに対し、トゥーリオが左ローを蹴る。ベルガウイもローを返すと、トゥーリオがそこに右を合わせようとする。ローの蹴り合いから、トゥーリオがニータップでドライブしてベルガウイをケージに押し込む。ボディロック&小外でテイクダウン狙いからバックに回ったトゥーリオに対し、ベルガウイが胸を合わせる。懸命にテイクダウンを阻止し、体を入れ替えたベルガウイが離れる。トゥーリオは右を振るい、スピンニングバックキック。ベルガウイはスイッチして左ミドルを蹴るが、スピード感に欠けるか。と、右ヒザをボディに入れたベルガウイがヒザで前に出る。クリンチを避けて離れたベルガウイが、ブラジル人のトゥーリオにブラジリアンキックを繰り出した。

ベルガウイはジャブ、左ハイから右をヒット。トゥーリオはクリンチからケージに押し込み、右腕を差しあげてテイクダウンを狙う。こらえたベルガウイが正対して、体を入れ替えるが小手投げで一回転。スクランブルで試合がスタンドに戻ると、トゥーリオが積極的にパンチを放ってラウンド終了を迎えた。

2R、ベルガウイが右ハイ。トゥーリオがローを返す。足への蹴り合いから、ベルガウイが見ストレートをヒットし、ヒザ蹴り後にボディストレートを狙う。さらに右ローを続けるベルガウイに、トゥーリオはフックを打ち込む。スピニングバックフィストを当てたトゥーリオのショートの連打で、ベルガウイがマウスピースを吐き出す。ここからケージにトゥーリオを押し込んだベルガウイは、小手投げを切って打撃の間合いに。

右アッパー、左フックと近距離ボクシングで攻勢のトゥーリオはジャブを2発受けて前に出るとボディショットを決め、ヒザで腹を攻撃する。ベルガウイはクリンチも、逆にケージに押し込まれる。体を入れ替えて肩パンチのベルガウイがヒザをボディに突き上げて、間合いを取り直した。残り1分、トゥーリオが飛び込んでワンツー。左ミドルハイを繰り出し、ベルガウイはミドルと前蹴り、そしてローを蹴る。スーパーマンぱんちから右、跳びヒザ、左右のフックとトゥーリオが最後に攻撃をまとめた。

最終回、トゥーリオがスーパーマンパンチから左フックも空振りに。それでもヒザ蹴りに右を合わせると、またもベルガウイがマウスピースを吐き出す。トゥーリオはスピニングバックキック、右フックと攻勢に出てクリンチへ。バックに回って、崩していくトゥーリオ。ベルガウイがケージを利して耐え、クラッチを剥がしに掛かるが、ついにテイクダウを許す。ハーフで抑えられたベルガウイは、エルボーを落とされる。

ベルガウイは右腕を制され、ワキを差すことができない。やがてトゥーリオはパスを決め、サイドでエルボーを落とすと、最後はニーインチェストで連打を見せ試合をまとめた。結果、アレックス・ポアタン&グローバー・テイシェイラのスパーリング・パートナー=トゥーリオが判定勝ちで運命の時を待つこととなった。


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