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【Road to UFC S05 OR#01】栁川唯人と対戦、ジョージ・マンゴス「UFCで戦う準備は100万%できている」

【写真】計量開始から50分を過ぎて計量台に乗ったマンゴス。非常に落ち着いた表情を見せていた (C)MMAPLANET

28日(木・現地時間)と29日(金・同)にマカオはコタイのギャラクシー・アリーナで開催されるRoad to UFC S05 Opening Round。初日となるDAY1=フェザー級T準々決勝で栁川唯人とジョージ・マンゴスと戦う。
Text by Manabu Takashima

マンゴスはHEX FSフェザー級チャンピオンから、コンテンダーシリーズに出場もプロ初黒星を喫した。しかしながら、KOパワーを持つスイッチヒッターは、優れたバック奪取能力を持ち、トーナメント本命と思われている。

そんな22歳は栁川の力を認めたうえで、今回の試合がUFCデビューに向け、最高の試運転になると断言した。


眠くなるような試合内容で3勝しても、誰も僕に期待しないはず

計量20時間前のマンゴス。水抜き前でもかなり絞れており、明日はここよりも大きくなっていそうだ

――栁川唯人選手と2日後に戦います。今の気持ちを教えてください。

「もう準備はできている。この試合のためにハードなトレーニングを積んできたし、良い相手なので彼を倒すことが楽しみでならない」

――昨年8月に残念ながらコンテンダーシリーズでキャリア初黒星を喫し、UFCとの契約を逃しました。あの敗戦後、キャリアの再構築をどのように考えていましたか。

「もちろん、あの試合で勝ってUFCと契約するつもりだった。でも初めて敗北を経験し、学べることが多かったよ。あの敗北で何を学習したのかを、今回の試合で皆に見てもらう。もうあんなことは起こらない。自分がどういう風に戦う必要があるのか、そこを理解できたから。

このタイミングで、Road to UFCで戦うということは凄く良い選択だと思う。UFCとサインする前に、何試合が経験しておいた方が良いだろうから。Road to UFCだと5月、8月、そして年末と短期間に3試合戦える。UFCデビューまで3試合戦えるということは、僕がUFCで戦う時のレコードは11勝1敗になっている。この数字はUFCデビューに適していると思うよ」

――Road to UFCもコンテンダーシリーズもMMAです。ただし、コンテンダーシリーズではフィニッシュ勝利が絶対。加えてファンが喜ぶパフォーマンスを見せる必要があります。対して、Road to UFCは言えば勝てば官軍の世界観です。この正確の違う二つの登龍門で戦うことで、ジョージの戦い方が変わることはありますか。

「僕は退屈な試合は絶対にしたくない。コンテンダーシリーズで敗れるまで、全ての試合でフィニッシュしてきた。Road to UFCでも戦い方は変えないよ。トーナメントの3試合とも、ハイライトリール・フィニッシュを狙って戦う。そうでないとRoad to UFCで優勝しても、僕の試合を見たいと思ってもらえないからね。眠くなるような試合内容で3勝しても、誰も僕に期待しないはずだ」

――押忍。現在、22歳。トーナメント出場選手最年少です。

「でも僕がMMAを始めたのは8歳の時で。もうすぐ23歳になるから、15年間MMAをやってきたことになる」

――柔術やレスリングでなく、MMAを8歳の時からやってきたということですか。

「そうだよ。僕の世代のファイターは、物心がついた時にはUFCが世に広まっていた。レスラーが転向したり、キックボクサーがレスリングを習ってMMAを戦ったりする時代じゃない。MMA以外の格闘技歴がない。技術的に何かが欠けているとか想像もできないんだ。僕のバックグラウンドは、MMAだからね」

――最初からMMAを練習してきたファイターとして、他の競技がベースにあるファイターに対してアドバンテージを持っていると思っていますか。

「オー、イエス。時代が違う。どの局面でも強くないと、UFCチャンピオンにはなれない。5年前や10年前は、何か突出した強みがあればUFC世界王者になれたかもしれない。でも、今ではもう無理な話だ。どの局面でも戦えるのではなくて、全ての局面で強くないとMMAは勝ち残ることができなくなった」

――8歳の時からMMAの練習を始めたわけですが、キッズMMAのような試合が豪州で組まれていたのでしょうか。

「ないよ。MMAの試合はなかったから、柔術とキックの試合に出ていた。MMAに必要な技術力が備わってきたら、すぐにアマチュアMMAにデビューした。15歳の時だったよ。それまで試合に出ていたのは柔術とキックボクシングだったけど、柔術やキックボクシングのための練習をしたことはなかった」

――MMAのために練習している技をもって柔術やキックの試合に出ていたと。まさにピュアMMAファイターですね。

「その通りだよ(笑)。MMAの練習をして、キックと柔術の試合に出ていた。ジムで日々行われているスパーリングでは得られない経験を、試合では身につけることができたと思っている」

Road to UFCは判定勝ちで構わないし、ファンに喜んでもらう試合をする必要もない。でも、僕は1Rで今回の試合を終わらせる

――では、一回戦で戦う栁川選手の印象を教えてください。

「良いファイターだよ。本当に何もケチをつける点がない。実際、今回のトーナメントで一番ハードな試合になると思っている。彼は運動神経が良くて、スピードもある。前回の試合では素晴らしいKO勝ちもしている。ただ、それでも僕の方が彼より上だ。コンテンダーシリーズという大きな舞台で戦った経験でも、僕が上回っている。いくら彼が優れたファイターだとしても、UFCやこのトーナメントに出ているファイターなら、皆それぐらいはできる。

だからこそ、ヤナガワはUFCで戦うためにパーフェクトな相手で。彼との試合は、UFCデビュー前の試運転になる」

――栁川選手からはショージが本命視されていても、(昨年12月に勝利している)カリベク・アルジクル・ウールの方が強いという発言がありました。

「彼がそういう発言をした真意は分からない。僕はキルギスのファイターじゃなくて、豪州で8歳の時からMMAに取り組んできたファイターなんだ。ヤナガワがこれまで誰と戦い、勝ってきたかは問題じゃない。なぜなら、ジョージ・マンゴスと戦って、勝った経験はないのだから。

僕はKOが必要ならKO勝ちできる。テイクダウンも、サブミットもね。重ねて言うけど、ヤナガワは優れたファイターだ。でも、MMAに必要な全て要素で僕は彼を上回っている」

――ジョージのMMAはドラムのようです。左右の手足で違うリズムで刻めるかのような。スイッチヒッターで上中下を打ち分け、バック奪取能力が高いと思ったら、フライングトライアングルを仕掛ける。

「だからこそ、僕は対戦相手を惑わせることができるんだ。打撃を警戒していると、テイクダウンする。テイクダウンを警戒していると、ノックアウトする。あらゆる手段を使いこなすIQがあるから、ファイトを終わらせることが可能になるんだ。

君が言ったようにRoad to UFCは判定勝ちで構わないし、ファンに喜んでもらう試合をする必要もない。でも、僕は1Rで今回の試合を終わらせる。最高にエキサイティングなフィニッシュでね。それにギャラクシー・アリーナは、APEXと比較ならないほど大きな会場だ。

シーンとした会場で戦いたいとは思わない。ファンを熱狂させたいんだ。僕ほどMMAの経験があるファイターは、ここにはいない。UFCで戦う準備は100万パーセントできている。Road to UFCで優勝した暁には、もうトップ15に入る力がついているはずだよ」

――では最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「そうだね、まず『ソーリー』と言わせてほしい。僕は日本の皆が勝利を願っている選手をぶちのめすから。でも、ヤナガワのファンも納得するようなキャリアを僕は築く。だから日本のMMAファンの皆も、この試合が終われば僕の応援をしてほしい。僕は日本の人々に喜んでもらう試合をし続けるようなUFCファイターになるから」

■視聴方法(予定)
5月28日(木・日本時間)
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT


■Road to UFC S05 OR Day1計量結果

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ: 156ポンド(70.76キロ)
ヴィクター・マルチネス: 158ポンド(71.66キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェ・ビン: 145ポンド(65.77キロ)
ユディ・チャヒヤディ: 144.5ポンド(65.54キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ジョージ・マンゴス: 145.5ポンド(66.0キロ)
栁川唯人: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
アーフージョン・アーリーヌアール: 145ポンド(65.77キロ)
イム・クァンウ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
南友之輔: 135.5ポンド(61.46キロ)
カシブ・マードック: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルァーグーチェン: 145ポンド(65.77キロ)
ダギースレン・チャグナードルジ: 145ポンド(65.77キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
ラビンドラ・ダント: 135ポンド(61.24キロ)
キンバート・アリントゾン: 132.9ポンド(60.28キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
ティ・ハイタオ: 135.5ポンド(61.46キロ)
田嶋椋: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
青井人: 145ポンド(65.77キロ)
ソン・ヨンジェ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
宮口龍鳳: 135ポンド(61.24キロ)
チュングレン・コレン: 139.5ポンド(63.27キロ)

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