【Gladiator023】9月30日、テムーレン×竹本啓哉。パン・ジェヒョク×ダギースレン。森戸新士×世羅智茂
【写真】蒙古襲来第3幕、竹本はテムーレンを止めることはできるのか(C)Zuffa/UFC
4日(金)にGLADIATORより、9月30日(土)に豊中市176BOXでGLADIATOR023 の開催とタイトルマッチ3試合など第一弾のカード発表が行われた。
Text Manabu Takashima
当初、10月1日(日)に同所で開催予定だったGLADIATOR023だが、同日に名古屋でRIZIN LANDMARK06が開かれることを受けて、1日前倒しのイベント開催となった。
そんなGladiator023では今年に入ってからのアジア路線が引き続き踏襲され、Gladiatorバンタム級選手権試合=王者テムーレン・アルギルマー×チャレンジャー竹本啓哉、Gladiatorフェザー級王座決定T決勝=パン・ジェヒョク×ダギースレン・チャグナードルジ、PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定T決勝=森戸新士×世羅智茂戦がまず明らかとなった。
同リリースよると、6月のGLADIATOR022で開幕したバンタム級GPの準々決勝後半の4試合が組まれる予定だったが、出場希望選手が諸事情で参戦できなくなったことを受けて、前半戦と同様の質を保てないという主催者判断でGP戦は中止。既に対戦が決まっていたテムーレンと竹本のタイトル戦を12月から繰り上げて実施することになったとのこと。
またグラジ史上の最高の激闘といっても過言でないフェザー級王座決定T準決勝2試合で、それぞれ河名マストとチハヤフル・ズッキーニョスを破ったパン・ジェヒョクとダギースレンの韓蒙対決によって、チョ・ソンビンが返上したフェザー級のベルトの新しい持ち主が決まる。この辺りはグラジにかつてのHEATの色が加わったようにも思える。
さらに前回大会で森戸新士×網藤雄太、世羅智茂×加賀谷庸一朗という準決勝が行われたPROGRESSフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定トーンメントの決勝戦=同級暫定王座決定戦が、森戸と世羅の間で争われる。
この両者2021年9月に開かれたJBJJF第9回全日本ノーギ柔術選手権のエキスパート・ライト級決勝で戦っており、その時は世羅が森戸をレフェリー判定で下している。アドバンテージを取り優勢だった森戸、最終盤にニア・バックテイクでアドバンを獲得して競り勝った世羅。プログレスのFGルールは下になると相手に2Pが加点され、スクランブルで1P挽回できる。
森戸も世羅もADCC2024予選イヤーの今年、テイクダウンからトップゲームにも力をいれており、柔術ではなくグラップリングの総合力が問われる暫定王座決定戦となろう。