【UFC ESPN44】攻撃が届かなかったムニョス、一発の左で間が変わりグティエレスから3-0判定勝ち
<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
クリス・グティエレス(米国)
ムニョスがローを2度空振りする。グティエレスは逆に右カーフを決め、右前蹴りからジャブを当てる。スイッチを交えるグティエレスに、なかなか攻撃が届かないムニョスは飛び込むように左フックを放つと、この一発が見事にアゴを捕えてダウンを奪う。
グラウンドに移行したムニョスは、ガードの中でエルボーを落とす。グティエレスはクローズドガードを取って回復に努めると一瞬のハイガードも、すぐにクローズドに戻る。起き上ってパンチからトーホールド、ヒザ十字狙いのムニョスが、スクランブルでバックを取る。さらに自ら下になったムニョスの足関節狙いは不発に終わり、試合はスタンドへ戻る。ムニョスは圧を掛け、グティエレスがスピニングバックフィストとスピニングバックキックを入れた。
2R、ムニョスは左ローを蹴り、右ハイを狙う。すっかり足の攻撃が当たる距離で戦うようになったムニョスは、ジャブを受けてもローを蹴り合い、右を伸ばす。グティエレスはムニョスの左に右を合わせるが、左右のローを蹴られる。チェックをすることも多く、ダメージはないグティエレスだが、自ら攻撃も完全に減ってしてまっている。
ムニョスは右ローを蹴り、左を振って前に。かわしたグティエレスが左ローから、ジャブを当てる。決定打がなく、この回は終わった。
最終回、「何もしてない」とセコンドに奮起を促されたグティエレスが左ミドルを入れる。ムニョスはここも前に出てプレッシャーを掛け、右をヒットさせる。グティエレスは左の相打ち前蹴り、左ハイを放つ。そしてローからジャブを当てるなど、グティエレスの手数は確実に増えている。
ムニョスの飛び込みをかわしたグティエレスが、右ロー。さらに後ろ回し蹴りもかわして、右を打っていく。スピニングバックフィストはブロックしたムニョスは構えを変えてパンチを放つ。残り90秒、グティエレスは右ハイも顔面を捕えることはできない。間合いを外し回るグティエレスがブーイングが送られる。ステップインから右を当てたムニョスは、シングルをかわされる。グティエレスは踏み込んでエルボー、最後にトルネードキックを見せたが届かずクローズドガードを取った。
結果、3-0の判定勝ちをしたムニョスは「若くて強い相手と戦えた。だから、僕は過去6年間トップ15にランクされているんだ」と話した。