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【UFC ESPN91】バシャラットの代役クァン・リーをグティエレスが距離のコントロール&カーフで破る

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
クァン・リー(ベトナム)

ジャビット・バシャラットの代役でスクランブル発進となったクァン・リー。掛け率-575というフェイバリットのグティエレスはワンツーから左フックをかわして、右ローを蹴る。グティエレスはジャブから右ローを入れ、クァン・リーの右オーバーハンドをかわす。左ミドルのフェイクを見せるグティエレスは、その右ミドルを放つとキャッチされてテイクダウンを許す。ハーフで抑えたクァン・リーに対し、左腕を差して立ち上がったグティエレスが間合いを取り直す。

グティエレスは右ロー、クァン・リーは右ミドルから左ローを蹴る。クァン・リーの踏み込みに即座に反応するグティエレスが右カーフを続ける。追い切れず、カーフを受け続けるクァン・リーは懸命に追いかけるが、グティエレスはサークリングを駆使。それでも残り10秒を切ってクァン・リーは、右カーフをキャッチしてテイクダウンを決めた。

2R、クァン・リーもカーフを蹴り、グティエレスの右カーフに右を合わせようとする。さらに左ミドルも蹴ったクァン・リーは誘うファイトに転じたか。遠い距離で右ミドルハイのクァン・リーだが、グティエレスはカーフを蹴る。パンチでなく組みで近づいたクァン・リーが、バックに回る。ケージに指を掛けそうになるグティエレスに注意が入る。何度かリフトしたクァン・リーは、前かがみになったグティエレスの背中に飛び乗った

シェイクして落とそうとしたグティエレスだが、ヒザをつきグラウンドに持ち込まれる。腰をずらしたグティエレスに対し、クァン・リーはバックにこだわらずトップを選択してエルボーを落とす。グティエレスの十字狙いを担いでパスしたクァン・リー、すぐに足を戻されると腰を上げてパンチを落とし時間に。

最終回、間合いを測る両者。クァン・リーが左リードフック、グティエレスはここも右カーフだ。クァン・リーの踏み込みに左フックを入れたグティエレスは、左右に回ってタイミングを伺う。クァン・リーは右ミドルをキャッチするが、グティエレスが足を抜いてテイクダウンを阻む。グティエレスも組みで距離を詰めて、カーフを蹴り込む。クァン・リーがサークリングのグティエレスを追いかけて右のカウンターを被弾する。

残り1分、スピニングバックキックを見せ、カーフを続けたグティエレスが右を決める。残り20秒のクリンチの展開で、グティエレスが引き込みを選択しタイムアップに。

初回のカーフとTDのどちらが評価されるか、結果はジャッジ3者とも29-28でグティエレスを支持した。


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