【PFL2023#02】2022年女子ライト級王者パチェコが、要所でリードしてバッドに快勝。2階級制覇へ3P獲得
<女子フェザー級/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ジュリア・バッド(カナダ)
ワンツーをクリアし、右を当てたパチェコ。ローの同士打ちから、パチェコが左ミドルを伸ばす。さらに右を入れたパチェコは圧を高めて右オーバーハンドへ。バッドは右に回り、まあ意を取り直す。パチェコは構わず左ジャブを入れ、ワンツーを引き続き打っていく。バッドは圧され、なかなか手を出すことができない。そのバッドのワンツーをバックステップでかわしたパチェコはジャブをガードの上から打ち、右を狙う。
バッドはローを掴み、肩を押してニータップのようにテイクダウンを決める。ハイガードのパチェコに腕を取らせずスラムしたバッドが、頭をアゴ先につけてパンチを打っていく。腰を切って腕十字も、腕を抜かれたパチェコはフルガードに戻す。パチェコはケージを蹴ってハイガード、バッドはアンダーフックパスを狙う。それでもパチェコが三角絞めをセットしようとしたところで初回が終わった。
2R、足を使うバッドを正面に捕えてワンツーを伸ばすパチェコ。バッドは左ロー、ケージを背負いながらワンツーで右を打ち込む。直後にパチェコが組みつき、ケージに押し込むがバッドは体を入れ替え首相撲からヒザを突き上げる。離れたバッドはケージの前を移動するなかで、カーフを蹴られる。バッドも右ローを蹴り返すが、パチェコがワンツーを連続で繰り出し、バッドは右を返す。打たれても打ち返すバッドは、右フックから左ミドルを蹴る。
ダブルレッグでテイクダウンを決めたバッドだが、その勢いで後方に返され体を越したパチェコがトップを取る。パチェコはハーフで抑え、パスを狙う。3/4マウントから殴りに行ったパチェコ、ここで時間となった。
最終回、距離を詰めてワンツーのパチェコ。続いてボディを入れて左右のローを蹴る。バッドはヒザを狙い、離れて左ジャブを当てる。フックの打ち合いで、体が流れたバッドはジャブの相打ち後にハイを繰り出す。パチェコは組んでボディロック、ウィザーのバッドを前方に崩していく。ワキを潜ってバックに回ったパチェコが、左足をフックし背中に乗るとRNCを狙う。
亀で耐えるバッドは、両足のフックを許す。乗り過ぎ腕十字に移行したパチェコだが、ここからオモプラッタに移行する。腕を抜き、トップを取ったバッドに対し、パチェコはニーシールドを取り下から鉄槌、そのまま足をきかせてレッスルアップし、上を取り直す。ハーフから肩固め狙いのパチェコ、頭を引き寄せて防いだバッドだが、反撃に出ることはできない。ボディに勢いのあるパンチを連打したパチェコが、最後まで優勢を守り3-0の判定勝ちで、2階級制覇に向けまずは3Pを手にした。