【UAEW39】砂漠にも厳しい現実。吉野光、オリヴェイラの左右のフックを被弾し初回TKO負け
【写真】組み伏せないことで、打撃を被弾することとなった(C)UAEW
<バンタム級/5分3R>
ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.1R4分02秒by TKO
吉野光(日本)
サウスポーの吉野が左を振るい、飛び込むように組んでいく。ケージにオリヴェイラを押し込み、大内を見せ、左腕を差しあげて払い腰でテイクダウンを奪う。オリヴェイラはバタフライガードから吉野を浮かせ、スクランブルに持ち込む。離れた吉野はサイドキックを取ってケージにオリヴェイラを押し込みに掛かったが、逆にケージに押し込まれるとテイクダウンからスクランブルでバックを許す。
キムラクラッチからスイープを潰された吉野は、そのキムラを支点にされることなく得意のブリッジでスタンドに戻ることに成功する。まっすぐ前に出る吉野に対し、オリヴェイラは左フックを合わせようとする。吉野はローに足払いを合わせに行き、自身もスリップ。すぐにスタンドに戻った吉野の左に右を合わせようとしたオリヴェイラが、左を2発入れる。吉野は組み切れず、打撃の間合いで右を被弾。
それでも蹴り足をキャッチしたが、ここもテイクダウンを奪い切れなかった吉野。直後にオリヴェイラの右から左を被弾し、下がる。ケージを背負った吉野は、再び右&左フックを被弾し後方に倒れこみ……立ち上がろうとしたが、レフェリーが割って入って試合を止めた。
そして勝者はバンタム級でなくて、フェザー級王者アリ・アルカイシへの挑戦をアピールした。