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【Fight & Life】Road to UFC優勝、中村倫也の体創り「万物は内側を整えないと、外側は整えられない」

【写真】取材の日は東京が白銀の世界だった(C)MMAPLANET

今月 24日(金)発売のFight&Life#95では4日、ラスベガスのUFC APEXで風間敏臣を破り、Road to UFCバンタム級優勝&UFCと本契約がなった中村倫也のインタビューが掲載されている。

ここでは同インタビューより、UFC PIに関する中村の他では聞かれない──感想から、彼の体創りに対する向き合い方についての発言を抜粋してお届けしたい。


──UFC PIも訪れていましたが、その規模はどうでしたか。

「PIは凄い施設を想像し過ぎていたのか『こんなものか』と」

──それは凄い感想です……。

「東京にも味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)があるじゃないですか。だから、正直『これぐらいかぁ』とはなりました。それよりも、NTCにMMAの設備を整えてほしいとか考えますよね」

──いやぁ、発想のケタが我々とは違ってきますね。

「ただPRIDEのベルト、銀色だから暫定王座のベルトですけど展示されていたのにはメチャクチャ興奮しました」

──これからUFCファイターとしてサプリの提供なども始まります。

「有難いです。ただしコンディションに関しては、サプリメントも含めレスリング時代から突き詰めて考えてきたのでサポート内容を見て判断しようと思っています」

──そこまで気を配っている倫也選手が、なぜ試合前に……。

「ぎっくり腰ですか? それも3回も(笑)。原因は分かっています。前回の試合が終わってから、体の中の機能を全部変えてきたんです。その影響です」

──体の中の機能を変えた?

「KRAZYBEEのオープニングのレセプションに行った時に、ZERO-iっていうストレッチマシンを使っていたら、開発された方から『使い方が違う』という指摘を受けました。あのマシーンはノリさん(山本KID徳郁)が『スゲェ良い』って使っていたもので。その人はノリさんの最後のUFCの試合ではセコンドも就いていたんです。出発の4日前とかに、ノリさんがアキレス腱を部分断絶して動けなくなっているのを動けるように施術したという逸話もあって」

──それは凄まじいですね。

「その方に色々と体の中身を変えてもらっていました。万物は内側を整えないと、外側は整えられない。この間は内側、血管や神経系など諸々を創り上げるなかで、体を大きくするのは間に合わなかった。でも、もうデカくする準備が整ったので、これから外側も大きくしていきます」

──その影響でぎっくり腰に?

「それは疲れを感じた時に、その方とは違うところで背面だけマッサージを受けたからです。緩めてもらうことで、ほんの少しですが骨がズレる。これまで平気だった骨格のズレに、内側が凄く敏感に反応してロックが掛かったんです。だから動いていてなったわけではなくて、体のセンサーが敏感になっていた結果なんです。意図しないロックの仕方だったので、その方のところに行って戻してもらって。準決勝後に、そういうことが3度ありました」

──それはそれで怖いですね。練習中だったらまだしもセックスやオナニーをしていて、意図しないロックとかあると恥ずかしいし発表もできないですね(笑)。

ダハハハハハ。練習以上に気を付けないといけないですねぇ(爆)。マジメな話、まだそこも作り立てなので、土台が百パーセントではなかった。だから、そういうことが起こってしまいました。ただ、これからはセンサーも発達してきますし、練習の前後の体のケアも変えていかないといけないです。アスリートとして必要なことですし、そうでないと目標地点に辿り着かない。これからはコンディション創りもより気を付けないといけないです。同時にこの土台があってのフレーム創りはメチャクチャ楽しみです」

※発想、見ている先が違う。そんな風に感じられることも、しばしあった中村倫也インタビューが掲載されたFight&Life#95は2月24日(金)に発売です。
※※下線のある質問、返答箇所は雑誌では公益性を考慮しカットされた会話です。

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