【Gladiator020】笹と好勝負を展開も――オリニドが故意ではないローブロー一発で反則負け
【写真】グラウンドの攻防では優位な場面もあっただけに、笹にとっては不本意な決着だろう (C)MMAPLANET
プレスをかけるオリニドが蹴りを散らすと、サウスポーの笹は左インローを当てる。オリニドも右インロー、さらに両者の蹴りが交錯すると笹がマットに背中を着いてしまう。トップを奪ったオリニドがパウンドを落とす。下から潜る笹、しかしオリニドはトップをキープしながらパンチを連打していく。自ら回転して笹を抑え込むオリニドだったが、ここで笹がリバーサルに成功した。
笹はハーフガードのオリニドをパスしてサイドに移行する。オリニドは右前腕で笹の顔面を引きはがしにかかるが、笹が抑え込み続ける。右腕を枕にしつつ、右ヒジを落とす笹。オリニドはエビを打ってからハーフガードに戻した。立ち上がるオリニド、笹はボディロックでオリニドをケージに押し込むが、反対にマットへ背中を着かされてしまった。笹がマウントを奪われながら返していくも、スクランブルから返してオリニドをケージに押し込んだ。
2R、オリニドの右をかわして笹が組みつく。一度離したオリニドが、再び組みついた笹を払い腰で投げた。すぐに立ち上がる笹、オリニドが打撃で攻め立てる。笹がケージ際から前に出て来たところに、オリニドがカウンターで右インローを繰り出した。すると、この蹴りが笹の下腹部を捉えてしまう。笹は苦悶の表情を浮かべてダウン。そのまま立ち上がれず、担架で運ばれることとなった。
結果はオリニドの反則負け――ノーコンテストではなく、故意ではないローブロー一発で反則負けは、オリニドにとっても笹にとっても不本意な決着となっている。